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<ゴルフ>イ・ボミも日本生活を整理…「別れ」を告げる黄金世代

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

昨年10月に引退試合を行った崔羅蓮(右から3人目)を励ますために現場を訪れた(左から)ダニエル・カン、朴仁妃、金ハヌル、ユ・ソヨン、イ・ジョンウン5。[写真 BMWコリア]

国内外で大きな人気を誇っていたプロゴルファーのイ・ボミが先月27日、サプライズ宣言を発表した。今シーズンを最後に、自分の主要舞台の日本女子プロゴルフ(JLPGA)ツアーから引退する考えを明らかにした。完全な引退ではなかったが、現役生活をゆっくり幕引きしていくという、事実上の「予告引退」発表だった。

イ・ボミの引退宣言文を見ながら思い出した集まりがある。それは「V157」という名の私的な集まりだ。朴仁妃(パク・インビ)と申智愛(シン・ジエ)、イ・ボミ、キム・ハヌル、イ・ジョンウン5など「黄金世代」と呼ばれる1988年生まれの選手が主軸になった集まりだ。また、親しい同僚の1987年生まれの崔羅蓮(チェ・ナヨン)と1990年生まれの柳簫然(ユ・ソヨン)を加え、計7人が「会員」として活動中だ。

V157は名前からして特別だ。2018年の結成当時、7人の通算優勝を全て足した数字が157だった。こうして誕生したV157はオフシーズン旅行に出かけたり、才能寄付やボランティア活動のような社会貢献でも力を合わせている。また、メンバーの結婚のような慶事があれば皆で駆けつけて祝う場を設けたりもする。


V157は韓国女子ゴルフの象徴のように考えられた。彼女達が韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアーはもちろん、米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーやJLPGAツアーまで、世界の舞台で活躍するスター級選手だったからだ。 実際、V157の固い友情は、韓国メディアはもちろん、海外メディアでも何度も紹介された。

しかし、彼女達も月日の重さを少しずつ感じているようだ。1人、2人とフィールドに別れを告げ、今や現役と呼べる選手が徐々に減っている。

真っ先に引退を告げたのはキム・ハヌルだった。キム・ハヌルは2007年にKLPGAツアーで新人王を獲得し、その名を知らせた。続いて2011年と2012年に賞金王2連覇を達成するなど、KLPGAツアーだけで8勝を挙げた。 また、JLPGAツアーに進出した後も6勝を追加して全盛期を駆け抜けた。しかし、2021年にすべてを捨ててフィールドを離れた。

続いて、崔羅蓮が現役生活の幕を閉じた。アマチュア時代から実力が有名だった崔羅蓮は、LPGAツアー第2世代として活動し、9勝を記録した。2012年には韓国人で史上6人目の全米女子オープンも制覇した。選手としてプレーしている間、天性の実力と秀でた外見で多くの人に愛されたが、やはり現役としての限界を感じ、昨年を最後に引退した。

キム・ハヌルと崔羅蓮に続き、イ・ボミも引退を暗示した。国内外で「スマイルキャンディ」または「ボミちゃん」という親しみやすいニックネームで呼ばれたイ・ボミは「JLPGAツアー引退を決めるまで本当に悩んだ。最後のシーズンを幸せに過ごしたいという思いから、開幕を控えた時期に引退を発表することになった」と話した。永久シード権のあるKLPGAツアーには今後、時折出場する計画だが、主要舞台としていたJLPGAツアーは今シーズンが最後になる。

V157メンバーの相次ぐ引退は、すなわち黄金世代の退場につながる。キム・ハヌル、崔羅蓮、イ・ボミをはじめとし、朴仁妃や申智愛など1988年生まれの選手たちは、韓国女子ゴルフの地位を高めた。LPGAツアーで21勝を達成した朴仁妃は、25勝のパク・セリに次いで韓国人最多勝をマークしている。また、申智愛はLPGAツアー11勝、JLPGAツアー26勝、KLPGAツアー20勝をはじめ、世界ツアー62勝という圧倒的な優勝記録を保有している。

しかし、V157メンバーがフィールドを守る時間は徐々に減りつつある。すでに2人が引退し、イ・ボミも日本生活を終える。朴仁妃は4月に出産予定で、ここ数カ月間、空白期を過ごしている。徐々に広がる彼女達の空席は、今、後輩たちが埋めているところだ。

一時、LPGAツアーなど世界の舞台を圧倒した韓国女子ゴルフは最近、低迷期を迎えている。主軸選手らの負傷や不振、そして国内選手たちの低調な進出により力を発揮できずにいる。V157黄金世代の相次ぐ引退がより名残惜しく感じられる理由だ。



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