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利用客を320回殴って死に至らしめた店員…「電子装置付着を」検察控訴=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
口論中に無差別暴行を加えて利用客を殺害した容疑で、1審で重刑を宣告されたA被告(45)に対して韓国検察が控訴状を提出した。

27日、法曹界によると、ソウル中央地検公判第3部(部長検事イ・ジョンリョル)は17日、事実誤認および法理誤解を理由に控訴状を出し、A被告に電子装置付着命令を請求した。

これに先立ち16日、ソウル中央地裁刑事合意第24部(部長判事チョ・ヨンレ)は殺人容疑で起訴された40代男性Aさんに懲役12年を宣告した。


ソウル江南区(カンナムグ)のライブカフェの店員だったA被告は昨年8月、利用客Bさんとの口論の末、Bさんに無差別暴行を加えて殺害した容疑で起訴された。

A被告は当時Bさんが営業時間後に訪問したせいで追加勤務をすることになった状態で、Bさんからビール瓶で顔を殴られた後、怒りを抑えきれずに2時間で320回ほどBさんに暴行を加えた。

裁判過程でA被告は事実関係は認めながらも殺人の故意はなかったと主張した。続いて当時飲み過ぎた状態で心神耗弱状態だったと供述したが、裁判部はA被告の主張を受け入れなかった。

一方、裁判所は検察が請求した電子装置付着命令については再犯の危険性は低いと判断して棄却した。

検察は控訴理由に対して「1審裁判の過程でたとえ遺族と合意が成立したとしても、この事件は残酷な犯行によって命を奪った犯罪」とし「被告人に依然として再犯の危険性があると判断する」と説明した。



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