今月4日(現地時間)に訪れたポーランド・ワルシャワのウクライナ難民保護施設「グローバルエキスポ」の教室。韓国人記者が入ると、子供たちが歓迎した。ワルシャワ=キム・ホンボム記者
砲撃で壊れたイルピンのアパートで、顔にしわが多く刻まれたアレクサンドルさん(64)に会った。その前に会った住民は、「残酷だった状況を思い出すのがとても苦しい」とインタビューを断った。アレクサンドルさんにとっても容易なことではなさそうだった。記者が話を聞かせてほしいと頼むと、彼は通訳者としばらく会話をした。通訳は「時間をくれと言っています」と伝えた。アレクサンドルさんはぼんやりと座って、しわくちゃになったタバコを取り出して吸い始めた。空虚な彼の瞳は焦点を失ったようだった。ため息をつくように辛うじて吐き出した言葉はこうだった。「どんなに大変だったか分からない。この場所を直接見て判断してくれ。特に話すことはない」
「チップは要らない、その代わり…」ウクライナ人が恐れるのはプーチン大統領ではない(1)
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