◇火星17型ミサイル11基、大量登場…「量産段階に入ったもよう」
北朝鮮は従来の北朝鮮版イスカンデルKN-23のような短距離弾道ミサイル(SRBM)にすでに固体燃料技術を適用したが、ICBM級ミサイルはまだ早いという評価が多かった。
もちろんこの日公開された新型ミサイルが「モックアップ(mock up・模型)」である可能性もある。21世紀軍事研究所のリュ・ソンヨプ専門研究委員は「昨年12月に北朝鮮が燃焼試験を公開した固体燃料ロケットエンジンに比べると今回の新型ミサイルが過度に大きく、すぐに適用するのは容易ではない」と分析した。張泳根(チャン・ヨングン)航空隊教授は「エンジン燃焼試験などを早く進めれば今年上半期中にも固体燃料ICBMの試験発射が可能ではないかと予想される」と話した。
この日の閲兵式で少なくとも11基の火星17型が大量に登場した点も注目するべき部分だ。2020年10月労働党創建75周年記念閲兵式で初めて姿を現した火星17型はこれまでの軍事パレードで4~6基が動員された。
通信は「共和国最大の核攻撃能力を誇示し、大陸間弾道ミサイル縦隊が登場した」と紹介した。
リュ専門研究委員は「国際社会の制裁の中でも火星17型がすでに量産型モデルに進入したという点を示唆している」と評価した。
北朝鮮が核武力強化を強調して核・ミサイルの保有量にも心血を注いでいる情況はすでに捉えられていた。金委員長は昨年末の全員会議報告で「我々の核兵器の第2使命は明らかに防御ではなく、違うもの」としながら「現情勢が国の核弾保有量を幾何級数的に増やすことを要求している」と強調した。韓国国防研究院(KIDA)は最近北朝鮮が目指している核弾頭保有量が300余発に達し、すでに80~90発を保有していると観測した。韓国国防安保フォーラムのシン・ジョンウ事務局長は「火星17型の大挙公開も米本土に対する打撃能力を誇示すること」と解釈した。
韓国と在日米軍基地を狙った北朝鮮の戦術核運用部隊もこの日の軍事パレードに初めて参加した。北朝鮮メディアは戦術核運用部隊が昨年9月25日から10月9日まで訓練を実施したとし、該当部隊の存在を初めて知らせた。北朝鮮は昨年4月金委員長の参観下で新型戦術誘導武器を試験発射した当時、「戦術核運用の効果性と火力任務の多角化を強化する」とし「今後戦術核兵器は最前線の砲兵部隊で運用する」と明らかにした。該当の部隊は戦術核を搭載したKN-23または超大型ロケット砲であるKN-25などSRBM運用を担当しているものと推定される。
6日の労働党中央軍事委員会拡大会議で旗にプリントされた名称として初めて登場した「ミサイル総局」組織の存在もこの日改めて確認された。同組織は弾道ミサイルを直接運用する部隊の「戦略軍」とは別にミサイル開発を総括するものと分析される。
固体ICBMを公開…金正恩氏、無言の挑発(1)
北朝鮮は従来の北朝鮮版イスカンデルKN-23のような短距離弾道ミサイル(SRBM)にすでに固体燃料技術を適用したが、ICBM級ミサイルはまだ早いという評価が多かった。
もちろんこの日公開された新型ミサイルが「モックアップ(mock up・模型)」である可能性もある。21世紀軍事研究所のリュ・ソンヨプ専門研究委員は「昨年12月に北朝鮮が燃焼試験を公開した固体燃料ロケットエンジンに比べると今回の新型ミサイルが過度に大きく、すぐに適用するのは容易ではない」と分析した。張泳根(チャン・ヨングン)航空隊教授は「エンジン燃焼試験などを早く進めれば今年上半期中にも固体燃料ICBMの試験発射が可能ではないかと予想される」と話した。
この日の閲兵式で少なくとも11基の火星17型が大量に登場した点も注目するべき部分だ。2020年10月労働党創建75周年記念閲兵式で初めて姿を現した火星17型はこれまでの軍事パレードで4~6基が動員された。
通信は「共和国最大の核攻撃能力を誇示し、大陸間弾道ミサイル縦隊が登場した」と紹介した。
リュ専門研究委員は「国際社会の制裁の中でも火星17型がすでに量産型モデルに進入したという点を示唆している」と評価した。
北朝鮮が核武力強化を強調して核・ミサイルの保有量にも心血を注いでいる情況はすでに捉えられていた。金委員長は昨年末の全員会議報告で「我々の核兵器の第2使命は明らかに防御ではなく、違うもの」としながら「現情勢が国の核弾保有量を幾何級数的に増やすことを要求している」と強調した。韓国国防研究院(KIDA)は最近北朝鮮が目指している核弾頭保有量が300余発に達し、すでに80~90発を保有していると観測した。韓国国防安保フォーラムのシン・ジョンウ事務局長は「火星17型の大挙公開も米本土に対する打撃能力を誇示すること」と解釈した。
韓国と在日米軍基地を狙った北朝鮮の戦術核運用部隊もこの日の軍事パレードに初めて参加した。北朝鮮メディアは戦術核運用部隊が昨年9月25日から10月9日まで訓練を実施したとし、該当部隊の存在を初めて知らせた。北朝鮮は昨年4月金委員長の参観下で新型戦術誘導武器を試験発射した当時、「戦術核運用の効果性と火力任務の多角化を強化する」とし「今後戦術核兵器は最前線の砲兵部隊で運用する」と明らかにした。該当の部隊は戦術核を搭載したKN-23または超大型ロケット砲であるKN-25などSRBM運用を担当しているものと推定される。
6日の労働党中央軍事委員会拡大会議で旗にプリントされた名称として初めて登場した「ミサイル総局」組織の存在もこの日改めて確認された。同組織は弾道ミサイルを直接運用する部隊の「戦略軍」とは別にミサイル開発を総括するものと分析される。
固体ICBMを公開…金正恩氏、無言の挑発(1)
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