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韓国外交部、「ベトナム戦争虐殺」賠償責任認めた裁判所の判決に「両国の懸案を緊密に意思疎通中」

ⓒ 中央日報日本語版

フォンニィ村事件の目撃者であるグエン・ドク・チョイさん(左側)と被害者グエン・ティ・タンさんが2022年8月、国家賠償訴訟事件弁論期日に直接出席した。ベトナム戦の民間人虐殺被害者が韓国の法廷に直接立って証言したのはこの日が初めてだった。[写真 ベトナム戦問題の正しい解決のための市民ネットワーク]

韓国外交部はベトナム戦争当時、韓国軍の民間人虐殺による被害を韓国政府が賠償しなければならないという韓国裁判所の判決について「両国政府は両国関係が未来志向的にさらに発展していけるよう諸般の懸案について緊密に意思疎通している」と述べた。

外交部当局者は8日、「韓国・ベトナム両国は1992年の国交正常化以来、『過去の不幸な出来事を過ぎたこととし、未来を志向していく』という原則のもと、この30年間、類例のない関係発展を遂げてきた」と述べた。

ソウル中央地裁の朴鎮秀(パク・ジンス)部長判事は前日、ベトナム人のグエン・ティ・タンさん(63)が大韓民国を相手に起こした損害賠償請求訴訟を原告一部勝訴の判決を下した。グエン・ティ・タンさんは、ベトナム戦争当時の1968年2月、韓国軍海兵第2旅団(青龍部隊)の軍人がベトナムのクアンナム省ディエンバン県フォンニィ村で70人余りの民間人を虐殺した事件で家族を失い、自身も銃撃を受けたとし、2020年に訴訟を起こした。


これに対し韓国の第一審裁判所は「被告・大韓民国は原告(グエンさん)に3000万100ウォン(約313万円)とこれに対する遅延損害金を支給せよ」と判決した。これはベトナム民間人虐殺に対する韓国政府の賠償責任を認めた初めての判決だ。



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