1990年代文化のアイコン『スラムダンク(SLAM DUNK)』。原作出版漫画の連載が終わってから26年ぶりの続編劇場版アニメ『ザ・ファースト・スラムダンク(THE FIRST SLAM DUNK)』が大きな人気を博している。[写真 SMG HOLDINGS]
映画はOTT時代の劇場の進むべき道も示してくれている。 映画は一種の「思い出召還旅行」イベントとして消費されるが、これは最近驚異の技術力の饗宴で1000万人の観客を動員した『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(アバター2)』がそうだったように、単に素晴らしい映画を見るためだけに劇場に行くわけではない点を見せてくれている。特別な「体験」場所としての劇場だ。原作者である井上雄彦監督が脚本・演出を引き受けた映画は、コンピュータグラフィック(3D)と手のスケッチ(2D)を適切に配置し、キャラクターを追うカメラの目線で選手たちの動きに密着してこれを表現し、並ならぬ迫力感をスクリーンに投影している。『神と共に』の漫画家チュ・ホミンは「漫画本が生きて動いているような感じ」と評した。
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