『スラムダンク』ブームが起きている。1990年代にバスケットブームを起こした日本の漫画『スラムダンク』(デウォンシーアイ)の劇場版『THE FIRST SLAM DUNK』(1月4日公開)の観客が200万人に迫った。31日の映画館入場券統合電算網によると、30日まで同映画の観客数は195万8764人。今年に入って24日に1000万人に達した『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に次ぐ2位だ。原作の名言をパロディーにした「追憶は添えるだけ、漫画を知らなくてもおもしろい」という声も出ている。
ソウル汝矣島(ヨイド)の現代百貨店「THE HYUNDAI SEOUL」 に26日にオープンした『THE FIRST SLAM DUNK』ポップアップストアでは、氷点下17度の寒さにもかかわらず限定版フィギュア・ユニホームなどを購入しようというファン約1000人の「オープンラン」(営業開始前からの行列)が見られた。漫画の背景となった日本の鎌倉鉄道の踏切には記念写真・ユーチューブ映像を撮影する観光客が集まっているという報道もあった。原作を厳選した特別版『スラムダンク・チャンプ』が書店の漫画部門ベストセラー1位になり、オンラインショッピングモールではバスケット用品の販売も増えている。
原作の連載が終了した27年前に劣らない第2の全盛期を迎えている。こうした現象を受け、『THE FIRST SLAM DUNK』は公開23日目の27日、大作映画『交渉』(18日公開、ファン・ジョンミン、ヒョンビン主演)を抜いて初めてボックスオフィス1位となった。
『THE FIRST SLAM DUNK』輸入配給会社SMGホールディングスのキム・ブルギョン代表(50)はこのような反響をある程度予想していたという。
12日のインタビューで「『スラムダンク』の映画化が確定されるという話は2年前、井上雄彦監督のツイッターから知りましたが、『THE FIRST SLAM DUNK』輸入を決めたのは昨年の『トップガン マーヴェリック』(トップガン2)の成功事例を見てからだった」と紹介した。ソウル九老区(クログ)の会社事務室で会ったキム代表は「まず劇場版の脚本・演出を引き受けた原作の漫画家、井上雄彦氏に対する信頼があった。また『トップガン2』が前作(1987)の思い出があるファンの胸を熱くしながらヒット(観客817万人)したのを見て 『THE FIRST SLAM DUNK』も90年代の原作漫画ファンの胸に響くと確信した」と話した。続いて「公開前後に映画を10回以上見たが、見るたびにおもしろさを感じた」とし「『スラムダンク』原作を見た30・40世代はもちろん、その子どもまで家族に広がるとみて、韓国語ダビング版にも力を注いだ」と説明した。
SMGホールディングスは「ペコちゃん」「ヒミツのここたま」 「リルリルフェアリル」「ハイキュー!!」「銀魂」「ワンピース」「おしりたんてい」など漫画IP(知的財産)事業に集中しながら日本アニメを公開してきた。2年前に同社が配給した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』がコロナパンデミックの中で大ヒットし、観客218万人を動員した。韓国で上映された歴代日本アニメでは『君の名は。』(2017年、379万人)、『ハウルの動く城』(2004年、261万人)に続く3位だ。『THE FIRST SLAM DUNK』がこれを上回るかが注目される。
--『THE FIRST SLAM DUNK』は日本ですぐに『アバター』を抜いて興行トップになった。収入入競争が激しかったのでは。
「購買価格はノーコメント。競争があったかはよく分からない。私たちはマーケティングに十分に自信があったし、版権を持つ東映アニメーションも私たちの計画に満足した」
--どんな計画だったか。
「『鬼滅の刃』では10代の観客中心のN次観覧(同じ作品を複数観覧)戦略を立てたとすれば、『THE FIRST SLAM DUNK』は『スラムダンク』IP拡散に焦点を合わせた。原作出版社・ゲーム会社とのコラボで映画グッズも公開を準備しながら同時に企画し、生産・検収に入った。公開2、3週目に観客層が広がると予想し、1月の第4週から『THE FIRST SLAM DUNK』ポップアップストアを展開した」
--付加収益を含む売上高のうち劇場の比率は。
「70-80%。日本側と観客数100万人程度という予想が交わされたが、私はもっと大きなスコアも考えた」
映画『スラムダンク』 韓国で観客200万人…配給会社は知っていた(2)
ソウル汝矣島(ヨイド)の現代百貨店「THE HYUNDAI SEOUL」 に26日にオープンした『THE FIRST SLAM DUNK』ポップアップストアでは、氷点下17度の寒さにもかかわらず限定版フィギュア・ユニホームなどを購入しようというファン約1000人の「オープンラン」(営業開始前からの行列)が見られた。漫画の背景となった日本の鎌倉鉄道の踏切には記念写真・ユーチューブ映像を撮影する観光客が集まっているという報道もあった。原作を厳選した特別版『スラムダンク・チャンプ』が書店の漫画部門ベストセラー1位になり、オンラインショッピングモールではバスケット用品の販売も増えている。
原作の連載が終了した27年前に劣らない第2の全盛期を迎えている。こうした現象を受け、『THE FIRST SLAM DUNK』は公開23日目の27日、大作映画『交渉』(18日公開、ファン・ジョンミン、ヒョンビン主演)を抜いて初めてボックスオフィス1位となった。
『THE FIRST SLAM DUNK』輸入配給会社SMGホールディングスのキム・ブルギョン代表(50)はこのような反響をある程度予想していたという。
12日のインタビューで「『スラムダンク』の映画化が確定されるという話は2年前、井上雄彦監督のツイッターから知りましたが、『THE FIRST SLAM DUNK』輸入を決めたのは昨年の『トップガン マーヴェリック』(トップガン2)の成功事例を見てからだった」と紹介した。ソウル九老区(クログ)の会社事務室で会ったキム代表は「まず劇場版の脚本・演出を引き受けた原作の漫画家、井上雄彦氏に対する信頼があった。また『トップガン2』が前作(1987)の思い出があるファンの胸を熱くしながらヒット(観客817万人)したのを見て 『THE FIRST SLAM DUNK』も90年代の原作漫画ファンの胸に響くと確信した」と話した。続いて「公開前後に映画を10回以上見たが、見るたびにおもしろさを感じた」とし「『スラムダンク』原作を見た30・40世代はもちろん、その子どもまで家族に広がるとみて、韓国語ダビング版にも力を注いだ」と説明した。
SMGホールディングスは「ペコちゃん」「ヒミツのここたま」 「リルリルフェアリル」「ハイキュー!!」「銀魂」「ワンピース」「おしりたんてい」など漫画IP(知的財産)事業に集中しながら日本アニメを公開してきた。2年前に同社が配給した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』がコロナパンデミックの中で大ヒットし、観客218万人を動員した。韓国で上映された歴代日本アニメでは『君の名は。』(2017年、379万人)、『ハウルの動く城』(2004年、261万人)に続く3位だ。『THE FIRST SLAM DUNK』がこれを上回るかが注目される。
--『THE FIRST SLAM DUNK』は日本ですぐに『アバター』を抜いて興行トップになった。収入入競争が激しかったのでは。
「購買価格はノーコメント。競争があったかはよく分からない。私たちはマーケティングに十分に自信があったし、版権を持つ東映アニメーションも私たちの計画に満足した」
--どんな計画だったか。
「『鬼滅の刃』では10代の観客中心のN次観覧(同じ作品を複数観覧)戦略を立てたとすれば、『THE FIRST SLAM DUNK』は『スラムダンク』IP拡散に焦点を合わせた。原作出版社・ゲーム会社とのコラボで映画グッズも公開を準備しながら同時に企画し、生産・検収に入った。公開2、3週目に観客層が広がると予想し、1月の第4週から『THE FIRST SLAM DUNK』ポップアップストアを展開した」
--付加収益を含む売上高のうち劇場の比率は。
「70-80%。日本側と観客数100万人程度という予想が交わされたが、私はもっと大きなスコアも考えた」
映画『スラムダンク』 韓国で観客200万人…配給会社は知っていた(2)
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