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ウクライナでヘリ墜落、内相など17人死亡

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ウクライナのキーウ(キエフ)地域の国境施設がロシア軍の空襲で破壊されたている。[写真 ウクライナ内務省フェイスブックページ]

ロシアと戦争中のウクライナの首都キーウ郊外で18日(現地時間)、ヘリコプター墜落事故が発生し、ウクライナ内務長官と次官など内務省高官3人を含んで少なくとも17人が亡くなったとCNN・BBCが報じた。

ウクライナ内務省非常局は、「同日午前8時20分ごろ、キーウ東部のブロバリ市でヘリコプターが墜落し、デニス・モナスティルスキー内相やエフゲニー・エニン内務省第一副大臣などヘリに乗っていた9人と子ども4人の計17人が死亡した」と明らかにした。昨年2月、ロシアがウクライナに侵攻して以来、ウクライナ官僚の中で閣僚や次官級高官の死亡事件だ。モナスティルスキー内相など内務省高官らは、ウクライナ東部のハルキウで現地の警察庁長官に会うために移動していた。

ヘリは幼稚園と住居密集地域に墜落し、民間人の被害が大きかった。死亡者17人のうち、子ども4人のほか、現地住民4人が含まれた。ウクライナ当局は救助車両30台余りと127人の消防隊員などを投入して救助作業を行っている。子ども12人など30人はけがした。墜落したヘリコプターは「シュペルピューマ」と呼ばれる輸送用ヘリコプター「ユーロコプターEC225」だとロイター通信は報じた。


墜落の原因はまだ明らかになっていない。当時、現場は暗くて霧が立ち込めていたと外信は伝えた。事故に対するロシアの反応はなく、ウクライナも事故時間帯のロシアの攻撃について言及しなかったとロイターは伝えた。AP通信は事故当時、同地域でロシアとの交戦は報告されなかったと伝えた。フランスの報道専門チャンネル「フランス24」はウクライナ当局者が「事故の原因に関していかなる仮説も排除していない」と明らかにしたと報じた。

スイスの世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)に参加していたウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「今回の惨事は恐ろしい悲劇であり、苦痛を言葉では言い表せない」とし「保安当局に今回の事故の原因をすべて突き止めるよう指示した」と述べた。ウクライナのデニス・シュミハリ首相は事故の経緯調査のため、直ちに特別チームを構成するよう指示した。欧州連合(EU)のシャルル・ミシェル議長は「我々は悲劇的な事故で悲しみに沈んだウクライナとともにする」と哀悼の意を表した。

AP通信は、今回の事故はロシアのミサイル攻撃でウクライナ南東部ドニプロのマンションで子ども6人を含む民間人45人が亡くなって4日後に起きたと伝えた。



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