◇米中とも韓流に呼応…韓国の好感度上昇牽引
韓流の力は包容性と開放性にある。競争中心の安保概念であるサプライチェーンと違い韓流に代表されるカルチャーチェーンは友好と協力の起爆剤になれる。実際に韓国国際文化交流振興院が昨年9月に発表した報告書「2022世界的韓流トレンド」によると、各国で韓流を経験してから韓国に対する認識が肯定的に変わったという回答は平均64.2%に達した。特にインドが83.2%、タイが82.4%、ベトナムが80.2%など東南アジア地域で韓流に対する高い好感度を見せた。
また、韓国の同盟国である米国と最大の経済貿易相手国である中国ともに韓流は強力なソフトパワーを持つことがわかった。韓国国際文化交流振興院は毎年韓国の文化コンテンツが持つ影響力を数値化した「韓流ブランドパワー指数」(BPI)を発表しているが、昨年基準で米州地域では米国の韓流BPIが64.2点で最も高かった。中国の場合、韓流BPI指数が67.9点と集計され、アジアの韓流拠点に挙げられるタイの66.8点、台湾の66.4点より高かった。
好感度の尺度と評価される「韓国訪問意向」調査でも世界の人口の10人中6人が韓国を訪問したい国と評価した。アフリカの場合、韓国を訪問する意向があるのかを尋ねた質問に76.5%が「ある」と答えた。中東はこの割合が67.0%で、アジア・オセアニア地域でも66.8%が韓国を訪問したいと答えた。
◇「韓国文化で他国魅惑する主体に」
韓流は韓国に対するイメージも変えている。過去国際社会が見る韓国のイメージは、分断国家や北朝鮮の核など戦争と関連したキーワードが主流だったが、いまでは韓流が韓国の代表イメージとしての位置を確立した。アフリカ・中東を除くすべての大陸で「K-POP」を韓国の代表イメージと認識していることが明らかになった。アジア・オセアニアの場合、韓国の代表イメージとして韓流を挙げた割合が16.2%に達し、北米と中南米など米州は16.1%、欧州は10.3%だった。
こうした結果は韓流がすでに各国の文化コンテンツ市場に深く浸透していることを示している。各国の全文化コンテンツ消費のうち韓流コンテンツが占める割合を聞いた結果、中東では34.4%に達し、アジア・オセアニアは29.9%、米州は23.9%と集計された。韓流コンテンツが自国の文化コンテンツほど広範囲に流通・消費されているという意味だ。
ソウル大学メディア情報学科のホン・ソクキョン教授は「韓国は過去に植民地時代の搾取に苦しめられた国でも文化的な力を持つことができ、自力で勝ち取った民主化を通じて開花した文化的内容で他の国を魅惑できる文化的主体になれることを見せた。産業的にも外交的にも(韓流に対する)さらに精巧で洗練されたアプローチと活用法が必要な時」と話した。
韓国、新冷戦突破する武器は韓流…米中双方に通じる「機会の入口」(1)
韓流の力は包容性と開放性にある。競争中心の安保概念であるサプライチェーンと違い韓流に代表されるカルチャーチェーンは友好と協力の起爆剤になれる。実際に韓国国際文化交流振興院が昨年9月に発表した報告書「2022世界的韓流トレンド」によると、各国で韓流を経験してから韓国に対する認識が肯定的に変わったという回答は平均64.2%に達した。特にインドが83.2%、タイが82.4%、ベトナムが80.2%など東南アジア地域で韓流に対する高い好感度を見せた。
また、韓国の同盟国である米国と最大の経済貿易相手国である中国ともに韓流は強力なソフトパワーを持つことがわかった。韓国国際文化交流振興院は毎年韓国の文化コンテンツが持つ影響力を数値化した「韓流ブランドパワー指数」(BPI)を発表しているが、昨年基準で米州地域では米国の韓流BPIが64.2点で最も高かった。中国の場合、韓流BPI指数が67.9点と集計され、アジアの韓流拠点に挙げられるタイの66.8点、台湾の66.4点より高かった。
好感度の尺度と評価される「韓国訪問意向」調査でも世界の人口の10人中6人が韓国を訪問したい国と評価した。アフリカの場合、韓国を訪問する意向があるのかを尋ねた質問に76.5%が「ある」と答えた。中東はこの割合が67.0%で、アジア・オセアニア地域でも66.8%が韓国を訪問したいと答えた。
◇「韓国文化で他国魅惑する主体に」
韓流は韓国に対するイメージも変えている。過去国際社会が見る韓国のイメージは、分断国家や北朝鮮の核など戦争と関連したキーワードが主流だったが、いまでは韓流が韓国の代表イメージとしての位置を確立した。アフリカ・中東を除くすべての大陸で「K-POP」を韓国の代表イメージと認識していることが明らかになった。アジア・オセアニアの場合、韓国の代表イメージとして韓流を挙げた割合が16.2%に達し、北米と中南米など米州は16.1%、欧州は10.3%だった。
こうした結果は韓流がすでに各国の文化コンテンツ市場に深く浸透していることを示している。各国の全文化コンテンツ消費のうち韓流コンテンツが占める割合を聞いた結果、中東では34.4%に達し、アジア・オセアニアは29.9%、米州は23.9%と集計された。韓流コンテンツが自国の文化コンテンツほど広範囲に流通・消費されているという意味だ。
ソウル大学メディア情報学科のホン・ソクキョン教授は「韓国は過去に植民地時代の搾取に苦しめられた国でも文化的な力を持つことができ、自力で勝ち取った民主化を通じて開花した文化的内容で他の国を魅惑できる文化的主体になれることを見せた。産業的にも外交的にも(韓流に対する)さらに精巧で洗練されたアプローチと活用法が必要な時」と話した。
韓国、新冷戦突破する武器は韓流…米中双方に通じる「機会の入口」(1)
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