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尹大統領、大量反撃報復を強調…「1000倍で叩く能力を構築すべき」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領

韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が「相手の善意による平和は持続可能でない偽の平和」とし「自由と平和を脅かす挑発に対して強力な自衛権を行使できる万全の準備体制を整えるべきだ」と述べた。

尹大統領は11日、青瓦台(チョンワデ、旧大統領府)迎賓館で行われた国防部・外交部の新年業務報告で「偽の平和に依存した国は歴史上から消え、力による平和を追求した国は自らの文明を発展させながら人類社会に尽くした」とし、このように強調した。

李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官から北朝鮮の核および弾道ミサイル脅威に対する韓米間の拡大抑止、「3軸体系」(キル チェーン、韓国型ミサイル防衛、大量反撃報復)強化案などの報告を受け、「韓国と米国の強力な拡大抑止と米国核資産の運用における共同企画と共同実行(Joint Planning and Execution)は、我々の安全保障を米国が守るという概念でなく、互いの安保利益において利害関係が一致するために可能」と述べた。尹大統領は「問題がさらに深刻化し、大韓民国に戦術核配備をしたり、我々が自ら核を保有したりすることも可能だ。その場合、我々の技術で早期に持つことができる」と話した。


◆尹大統領「韓米、核資産共同企画・実行を議論…図上演習・機動訓練も含む」

尹大統領は「常に現実的に可能な手段を選択することが重要だが、今は韓米間で米核資産に関する情報を共有し、共に参加して共同企画・実行する議論が展開している」と強調した。

続いて「3軸体系で最も重要なのはKMPR(大量反撃報復)であり、我々が攻撃を受ければ100倍、1000倍で叩くことができるKMPR能力を確実に構築することが攻撃を防ぐ最も重要な方法」とし、自衛権強化による挑発抑止を強調した。「ミサイル防衛も重要だが、実際にミサイルで攻撃するよりも防御する方が費用が10倍かかる。監視偵察資産と打撃資産が連動して正確に攻撃するには莫大な費用がかかる」と伝えながらだ。

尹大統領はこの日に公開されたAP通信のインタビューで米核資産の共同企画・実行方案に関し「図上演習(TTX=Table Top Exercise)、シミュレーションもあり、核運搬手段の機動に関する演習もあるだろう」と説明した。米当局者が3日に共同実行案に関連し「北朝鮮の核兵器使用など一連のシナリオへの共同対応を模索するTTXも含まれる」と伝えたが、さらに踏み込んで共同機動演習にまで言及したのだ。

北朝鮮との対話の可能性を尋ねる質問には、執務室にある直通電話(ホットライン)に言及しながら「北側が回線をすべて遮断していて対話自体に応じていない」と答えた。尹大統領は「ウクライナ戦争が早期に解決しない場合、侵略行為を犯しても国際社会から相応の制裁や懲罰を受けないというメッセージが北の挑発を煽るかもしれない」と懸念を表した。



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