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偵察衛星、核攻撃核心資産…北朝鮮、韓国核打撃を露骨に威嚇(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
これと関連し、現在米国の偵察衛星は地上のナンバープレートを識別できるほどの高解像度映像情報を生産するとされている。また、韓国の技術陣が独自開発し昨年3月に軌道に投入した次世代中型衛星1号には解像度白黒0.5メートル、カラー2.0メートル級の光学カメラが搭載されている。

国家宇宙開発局はこの日、「2023年4月まで軍事偵察衛星1号機の準備を終える」と発表した。韓国軍内外では来年の金日成(キム・イルソン)誕生日の4月15日が有力だとの観測が出ている。

これと関連し北朝鮮は12日に人工衛星光明星3号2号機打ち上げ10周年を迎えて大々的な宣伝をしながら金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が金日成主席生誕100周年の2012年の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の「科学技術衛星打ち上げ」の教示を成しとげた点を強調した。金委員長は3月に国家宇宙開発局を訪問し「軍事偵察衛星の開発と運用の目的は南朝鮮(韓国)地域と日本地域、太平洋上での米帝国主義侵略軍隊とその追随勢力の反朝鮮軍事行動情報をリアルタイムで朝鮮武力に提供することにある」と明らかにした。


峨山(アサン)政策研究院のヤン・ウク副研究委員は「核攻撃に向けた監視・偵察(ISR)能力の核心資産が偵察衛星であるだけに北朝鮮は死活をかけて偵察衛星確保に乗り出している。これを基に韓国のどこを戦術核で打撃するのか決めるという意味」と話した。

北朝鮮はこの日、「偵察衛星打ち上げの最終関門工程を経た」と主張したが実際に来年4月に機能をする偵察衛星を打ち上げられるかは未知数だ。科学技術政策研究院のイ・チュングン名誉研究委員は「北朝鮮は偵察衛星を軌道に上げる実力は備えたが、衛星軌道から目標位置に正確に移動し地上から衛星を制御・管制するためには高難度の技術と先端装備が必要で、これを独自に開発するのは容易ではない」と話した。

◇銀河3号と異なる初めて見るロケット公開

韓国軍当局はこの日も北朝鮮が準中距離弾道ミサイル(MRBM)2発を発射したという既存の判断を維持した。合同参謀本部のキム・ジュンラク広報室長は「探知諸元を基にきのう(18日)発射したものはMRBMという韓米情報当局の評価は変わることがない」と答えた。しかしクォン・ヨンス前国防大学教授は「ロケット下部に安定化翼を備えたのは典型的な衛星打ち上げ用ロケットの姿」と話した。北朝鮮が公開したロケットは2012年と2016年に衛星打ち上げ用ロケットだと主張した銀河3号や光明星号とは形が全く異なり、過去に公開されたこともない。専門家たちはノドンミサイルの改良型だとみている。


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