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北朝鮮が自慢した軍偵察衛星撮影写真…「韓国大統領室」収録 

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮の国旗 平壌写真共同取材団

北朝鮮は19日、西海(ソヘ)衛星発射場で軍偵察衛星開発のための「最終段階の重要試験」を行ったとし、来年4月までに「軍偵察衛星1号機」の準備を終えると明らかにした。そして、北朝鮮は今後、軍偵察衛星に搭載する撮影器具で撮影したというソウルと仁川(インチョン)一帯の写真を公開した。

朝鮮中央通信が同日公開した写真には、ソウル龍山(ヨンサン)大統領執務室周辺をはじめ、漢江(ハンガン)橋梁、仁川松島(ソンド)セントラルパーク一帯などが写っている。公開された白黒写真は、ソウルの真ん中を横切る漢江橋梁と仁川港湾が見える。拡大すれば龍山三角地(サムカクジ)一帯もぼんやりと見える。

通信は「20メートル分解能試験用の全色撮影機1台とマルチスペクトル撮影機2台、映像送信機(ビデオトランスミッター)と各帯域の送受信機、操縦装置と蓄電池などを搭載した衛星試験品」で試験が行われたと明らかにし、該当装備で写真が撮影されたことを示した。


これを受け、専門家たちは、軍事用偵察衛星で撮影したと見るには粗末な水準であり、その真偽を信頼することは難しいと指摘している。

航空大学のチャン・ヨングン教授は「とりあえず北朝鮮が衛星を打ち上げ、韓国をあのように撮影してイメージを見せたのは初めて」とし「北朝鮮としては一歩前進した」と診断した。

ただ、「最近の偵察衛星は分解能(像を識別できる能力)が0.5メートルにならなければならず、大学でも分解能1メートルの衛星を作る」とし、「北朝鮮が言う20メートル分解能といえば、軍事衛星や偵察衛星として見なす水準ではなく、地球観測衛星としても効用性がない」と話した。



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