岸田文雄首相が３０日、江沢民元中国国家主席の死去に対して「深い悲しみを禁じ得ない」とし「中国政府と国民に衷心より哀悼の意を表する」と弔意を表した。日本政府は岸田首相の弔意メッセージを中国の習近平国家主席と李克強首相に送ったと明らかにした。

岸田首相は江元主席について「改革開放政策を推進し、中国の発展に貢献されたのみならず、１９９８年には中国の国家主席として初めてわが国を公式訪問されるなど、日中関係において重要な役割を果たされました」と伝えた。

日本のメディアは、江元主席が歴史問題で強硬な姿勢を示し、日本政府内では否定的な印象が強いと伝えた。江元主席は１９９８年１１月、日本の小渕恵三元首相との首脳会談で共同声明に歴史問題に関して「謝罪」を明記するように圧力をかけたが、小渕元首相はこれを受け入れなかった。