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北ミサイルを高度60キロで破壊…「韓国型THAAD」迎撃試験が初成功

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2月に試験発射に成功したL-SAM(長距離地対空ミサイル) 国防部動画キャプチャー

韓国軍が北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃する長距離地対空ミサイル「L-SAM」の初めての迎撃試験に成功した。「韓国型THAAD(高高度防衛ミサイル)」と呼ばれるL-SAMは、軍が2026年の実戦配備を目標に開発中の韓国型ミサイル防衛体系(KAMD)の核心武器。

軍によると、国防科学研究所(ADD)は最近、L-SAMで標的ミサイルを迎撃する試験発射を非公開で実施した。飛行試験だけが実施されてきたL-SAMの実際の標的迎撃試験に成功したのは今回が初めてという。

試験発射では対弾道弾誘導弾(ABM)と対航空機誘導弾(AAM)の2種類のミサイルを発射し、軍首脳部も参観したと伝えられた。


L-SAMは今年2月初めに標的なく設定した軌道に沿って発射体を打ち上げる飛行試験が行われた。当時発射されたL-SAM迎撃ミサイルは計画した弾着点に正確に落ちて飛行試験成功と評価され、その9カ月後に2段階に該当する標的迎撃試験にも成功した。

L-SAMは北朝鮮弾道ミサイルが高度50-60キロで飛行する時に迎撃することを目標に開発されている。L-SAMが実戦配備されれば高度40-150キロの上層部を防御するTHAAD、15-40キロの下層部を担当するパトリオット(PAC3)ミサイル、中距離地対空ミサイル(M-SAM)「天弓II」などと共に多層的な防御体系が構築される。

軍は追加の試験発射と評価を経て2024年末までにL-SAM体系の開発を完了した後、2026年に量産に入り、2027-28年ごろ実戦配備する計画だ。北朝鮮のミサイルが高度化しているだけに配備時点も繰り上げられる可能性もある。



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