サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は17日午前0時30分に入国し、午後8時30分に出国するまで韓国に20時間ほど滞在したが、いくつもの話題を残した。サルマン皇太子はソウル小公洞(ソゴンドン)ロッテホテルに宿泊したが、大型国賓行事の経験が多い一流ホテルのホテリアーも「歴代級」と評価する場面が続いた。
◆韓国で販売されていないベンツモデル
まずサルマン皇太子と随行団は防弾ガラスなどを備えた高級セダン約40台で動いた。サルマン皇太子が乗った車は「メルセデスベンツS680ガード」モデルとみられる。爆発と銃器攻撃に対応した防弾警護車両で、煙・ガスから搭乗者を保護する非常空気浄化システム、サイレンなどがあり、価格は54万ドル(約7億2000万ウォン、約7500万円)にのぼる。
ある自動車専門家は「国内で販売されるモデルでない」とし「ナンバープレートの色をみると、サウジアラビアで購入して航空機で運んだか、アラムコ韓国法人がベンツ本社から購入した可能性がある」と話した。この日、警護員の車と共に数台のベンツが確認され、サルマン皇太子が乗った車だけナンバープレートの色が違っていた。
サルマン皇太子が運んできた荷物は前例がないほどだったという。まず1週間前からサルマン皇太子が滞在中に使用する家電や家具がホテルに配送され始めた。ソファやベッドだった。
荷物の中には直接空輸した食材もあった。サルマン皇太子は朝食にホテル側の食事でなく、同行した料理人が「ハラール(Halal)」を準備したものを食べたが、ホテル側はこのため内部の調理施設を提供した。イスラム教は特に肉の摂取を厳格に制限する。豚肉は口にすることができず、牛肉も許された食肉処理に限り食べることができる。
ただ、サルマン皇太子もソウル漢南洞(ハンナムドン)の官邸であった尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領との昼食の時には、ロッテホテルのケータリングが準備した料理を食べたという。メニューはカボチャ粥、宮中海産物神仙炉(シンソンロ)などだった。ロッテホテルの関係者は「肉が入る料理はハーラルで調理した」と説明した。
サルマン皇太子はその後、財界の総帥らとのティータイムのためホテルに戻った。ホテルに滞在する時間は計15時間ほどだったが、随行員は2週間前から客室を400室ほど使用した。ロッテホテルでの宿泊を決めた理由も、ソウルのホテルのうち最も多い1015室の客室があるという点が挙げられる。
皇太子が宿泊したロイヤルスイートルームは460.8平方メートル(139坪)規模で、1泊の宿泊料が2200万ウォン(約230万円)にのぼる。寝室にはシモンスベッド「ビューティーレストブラック」などが用意されていたが、サウジから運んだベッドを使用した。ロイヤルスイートルームと総師と会った場所の窓にはサウジから空輸した防弾ガラスを設置した。
これまでこのホテルにはインドのモディ首相、ドイツのコール元首相、フランスのオランド元大統領、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏らが宿泊した。それでも2兆ドルと推定される財力で何でもできるという「ミスター・エブリシング」サルマン皇太子はどの国賓よりもホテリアーに強い印象を残した。
◆韓国で販売されていないベンツモデル
まずサルマン皇太子と随行団は防弾ガラスなどを備えた高級セダン約40台で動いた。サルマン皇太子が乗った車は「メルセデスベンツS680ガード」モデルとみられる。爆発と銃器攻撃に対応した防弾警護車両で、煙・ガスから搭乗者を保護する非常空気浄化システム、サイレンなどがあり、価格は54万ドル(約7億2000万ウォン、約7500万円)にのぼる。
ある自動車専門家は「国内で販売されるモデルでない」とし「ナンバープレートの色をみると、サウジアラビアで購入して航空機で運んだか、アラムコ韓国法人がベンツ本社から購入した可能性がある」と話した。この日、警護員の車と共に数台のベンツが確認され、サルマン皇太子が乗った車だけナンバープレートの色が違っていた。
サルマン皇太子が運んできた荷物は前例がないほどだったという。まず1週間前からサルマン皇太子が滞在中に使用する家電や家具がホテルに配送され始めた。ソファやベッドだった。
荷物の中には直接空輸した食材もあった。サルマン皇太子は朝食にホテル側の食事でなく、同行した料理人が「ハラール(Halal)」を準備したものを食べたが、ホテル側はこのため内部の調理施設を提供した。イスラム教は特に肉の摂取を厳格に制限する。豚肉は口にすることができず、牛肉も許された食肉処理に限り食べることができる。
ただ、サルマン皇太子もソウル漢南洞(ハンナムドン)の官邸であった尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領との昼食の時には、ロッテホテルのケータリングが準備した料理を食べたという。メニューはカボチャ粥、宮中海産物神仙炉(シンソンロ)などだった。ロッテホテルの関係者は「肉が入る料理はハーラルで調理した」と説明した。
サルマン皇太子はその後、財界の総帥らとのティータイムのためホテルに戻った。ホテルに滞在する時間は計15時間ほどだったが、随行員は2週間前から客室を400室ほど使用した。ロッテホテルでの宿泊を決めた理由も、ソウルのホテルのうち最も多い1015室の客室があるという点が挙げられる。
皇太子が宿泊したロイヤルスイートルームは460.8平方メートル(139坪)規模で、1泊の宿泊料が2200万ウォン(約230万円)にのぼる。寝室にはシモンスベッド「ビューティーレストブラック」などが用意されていたが、サウジから運んだベッドを使用した。ロイヤルスイートルームと総師と会った場所の窓にはサウジから空輸した防弾ガラスを設置した。
これまでこのホテルにはインドのモディ首相、ドイツのコール元首相、フランスのオランド元大統領、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏らが宿泊した。それでも2兆ドルと推定される財力で何でもできるという「ミスター・エブリシング」サルマン皇太子はどの国賓よりもホテリアーに強い印象を残した。
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