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【コラム】韓国梨泰院惨事、定罪するだけでは悲劇を防ぐことはできない(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

先月29日夜、ソウル龍山区梨泰院(ヨンサング・イテウォン)ハミルトンホテル付近の路地で大規模な圧死事故が発生した中で、30日未明、ハミルトンホテル前の道路に多くの救急車が集まっている。[写真 ウ・サンジョ記者]

1755年ポルトガルの首都リスボンではリヒター8.5~9の強力な地震が発生した。人口25万人のうち2万5000人が命を落とし、建物の85%が倒壊した。数百回の余震が続く間、イエズス会は「人間の堕落と放縦に対する神の審判」と言った。魔女狩りや火刑の強風が吹き始めた。しかしこの国には6年間駐英国大使を過ごしながら合理主義に目を開いたカルヴァーリョ首相がいた。カルヴァーリョ首相は聖職者の祈祷ではなくエンジニアの科学で都市を再建した。

カルヴァーリョ首相は積み重なった死体から腐敗が始まると「神聖冒涜」というイエズス会の反対にもかかわらず、重りをつけて海に投げた。人類初の地震被害全数調査を実施し、地震にも安全な都市を建設した。4階を超える建物は作れないようにし、道路を広げて有事の際に避難しやすくした。貴族・聖職者の既得権と戦って科学と合理の時代を開いた。


哲学者ヴォルテールは欧州を目覚めさせた超大型ベストセラー小説『カンディード』を発表した。「神は義である」というライプニッツの神義論を「神が大きな善を持ってくるために現実世界で悪を許容したという話をどうしたら信じられるのか」と反論した。欧州人はリスボン悲劇を狂信に対抗した世俗主義時代を開く動力に転換した。


三豊、セウォル号でも足りず、ここで梨泰院惨事まで経験すれば、我々も今度こそ変わらなければならない。しかし状況は正反対だ。血まみれの戦利品を取りまとめようと必死に戦っている。一方では「大統領退陣」を要求していて、もう一方では「李在明(イ・ジェミョン)捜査を薄めている」と対抗している。責任を問う定罪の過程は必要だ。しかし、それだけではアポリア(出口がない難関)から抜け出すことはできない。人間の尊厳性を無視して災難に目をつぶる現在の国家システムは正しくない。この巨大な構造的不正義はどう正すのか。勇気ある者は卑怯な沈黙を破って口を開かなければならない。

三豊崩壊事故発生から21年が過ぎた2016年、ソウル市消防災難安全本部が救助活動を行った消防署員40人に対して質問したところ、全員が「大型事故が再び起きる可能性がある」と答えた(『1995年ソウル、三豊』ソウル文化財団)。「セウォル号特別法」は名称に「4・16惨事真相究明および安全社会の建設などに向けた」という長い修飾語がついている。「安全社会の建設」を誓いながら事故原因の糾明のための捜査・監査・調査を9回繰り返したが海上事故はむしろ倍に増えた。そんな中で梨泰院惨事が起きた。果たして誰が真の犯人なのか。

法的責任だけを追及すれば行為者は処罰できるが世の中は変わらない。集団的無責任という構造的不正義に手を入れなければならない。また別の悲劇が近づく前に、人間の尊厳と生命、安全が最優先になる共同体を宣言しなければならない。18世紀リスボンの先覚者はありもしない魔女を探し出して生きたまま燃やすアウト・デ・フェ(火あぶり)を追放した。21世紀の韓国もそろそろ変わらなければならないのではないか。

李夏慶(イ・ハギョン)/主筆・副社長


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