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「インスタントラーメンばかり」…アパート購入の若者、高金利と物価高の二重苦=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国のマンション[写真 ピクサベイ]

融資を受けてアパートを購入した若者が高金利と住宅価格下落に苦しんでいる。ある30代の男性は「実際に居住するために購入したアパートの価格が1年も経たないうちに1億ウォン(1000万円)も落ちた」とし「さらに高金利により利子負担が増え、インスタントラーメン中心の食生活をしている」と打ち明けた。

33歳の会社員Aさんは4日、CBSラジオ番組「キム・ヒョンジョンのニュースショー」のインタビューに匿名で応じた。Aさんは昨年3月、大田(テジョン)の30坪のアパートを7億ウォンで購入し、うち半分以上の4億5000万ウォンを住宅担保融資などを利用して用意した。

Aさんは「実際に居住する目的で購入し、当時の金利は2%台序盤だった」とし「毎月のようにアパートの価格が上昇し、周囲では『いま買わなければ購入がさらに難しくなる』という声が多かった。そのような話を繰り返し聞いたので購入を決めた。大きな理由はなかった」と語った。


2%台だった金利は現在5%台まで上がった。先月30日に韓国銀行(韓銀)が発表した「2022年9月の金融機関加重平均金利」によると、9月の預金銀行の新規取扱額基準平均家計貸出金利は前月比0.39ポイント上昇した5.15%。

Aさんは「住宅担保貸出だけではなく、複数の融資を受けていて、その金利も一斉に上昇して1カ月間に出ていく金額がかなり増えた」とし「もともと(利子は)すべて合わせて180万ウォンほどだったが、今では200万ウォン台半ばに増えた」と明らかにした。

Aさんは「給料日にはほとんどそこにお金が出ていくので、他の消費がほとんどできない。それで外食やデリバリーアプリのようなものはすべて消した。家でインスタントラーメンを食べながら暮らしている」と話した。

Aさんは「周囲にも似た状況の人たちが多く、みんな苦しんでいる」とし「居住目的でなく投資目的で購入した人たちはさらに厳しい状況に直面している」と伝えた。

現在Aさんが居住するアパートの価格は1億ウォンほど下落した6億ウォン台という。Aさんは入居してまだ1年も経っていない。Aさんは「私が買った時もまだ値上がりしていたが、金利が上がってからは取引自体がなくなり、急いで売却する人も出てきて価格が急落する状況」と説明した。

Aさんは「最近は住居価格を見なくなった。周囲から耳に入ることはあるが、自分からは見ない。見ても同じだから」と語った。「金利がさらに上がる可能性に備えているか」という質問には「今すぐできることはあまりないので、可能な限り消費を減らしながら返済していく」と答えた。



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