梨泰院（イテウォン）事故によって亡くなった俳優の故イ・ジハンさん（２４）の母親が悲痛な心情を表わした。




イさんの母親Ａさんは２日、息子の出棺後、ソウル龍山区（ヨンサング）多目的室内体育館に用意された梨泰院惨事遺失物保管所を訪れ、息子の靴を抱いて号泣した。


ＭＢＣ『ニュースタスク』とのインタビューでＡさんは「どうするのか。韓悳洙（ハン・ドクス）首相の息子が警察に電話していたら、警察数百人が動員されたのではないか」とし、「一般の人々が電話するから警察が無視するのか」と言いながら泣いた。

Ａさんは「（息子が）病院を転々として遺体になって戻ってきた。私が人工呼吸をしたが起きなかった」として「とても可愛くて、私の宝物なのに···」と話を続けることができなかった。

イさんは先月２９日、ソウル龍山区梨泰院で発生した圧死事故によって死亡した。

イさんの所属事務所９３５エンターテインメントは先月３１日、公式ソーシャルネットワークサービス（ＳＮＳ）に「９３５エンターテインメントの大切な家族であるイ・ジハンさんが天の星になって私たちのそばを離れることになった」として「あまりにも早く私たちのそばを離れることになったイ・ジハンさんの最後の道をどうか温かく見送ってほしい」と立場文を掲載した。

Ｍｎｅｔ『ＰＲＯＤＵＣＥ　１０１』シーズン２に出演して知られたイさんは２０１９年ウェブドラマ『今日もナムヒョンな一日』に出演し、俳優の道を固めてきた。最近では２０２３年放送予定のＭＢＣドラマ『コッドゥの季節』で女優イム・スヒャンの元恋人役にキャスティングされて地上波デビューを控えていた。