政府は拡大解釈を警戒した。国防部関係者はこの日、「プーチン大統領の主張が韓国の防衛産業輸出に対する警告の可能性がある」という指摘について、「いろいろと懸念があるかもしれないが、発言の意図を正確に把握して分析し、適切な対策で周辺国との関係をうまく維持していく」と述べた。一部では、ロシアは韓国がこれまでウクライナに殺傷用武器を支援しなかったことを高く評価し、韓国との関係を壊さないために努力してきたが、最近は戦況が不利になり焦燥感が表れたという見方も出ている。

プーチン大統領はこの日、米国に対しても繰り返し非難した。特に台湾は中国の一部という立場を再確認した後、「米国のおばあさんが台湾を訪問したのは挑発」と述べた。８月に中国の強い反発の中で台湾を訪れたナンシー・ペロシ米下院議長を「おばあさん」と表現したのだ。

プーチン大統領はウクライナに対する核攻撃の可能性について「我々は決して核兵器の使用に言及したことはない。核の脅威を与えているのは西側国家」とし「核兵器が存在する限り核兵器使用のリスクは残る」と懸念を表した。続いて「世界は第２次世界大戦以降、最も危険な１０年を迎えた」とし「我々は対話する準備ができている。米国が信号を出せば（ウクライナ）問題を容易に解決できる」と主張した。


半面、中国に対しては友好的な立場を再確認した。プーチン大統領は中国の習近平国家主席を「近い友人」と呼び、「中国との関係は類例なく開放されていて効率的」と強調した。最近の石油減産問題で米国と対立しているサウジアラビアについても「サウジアラビアのＢＲＩＣＳ加入を支持する」とし、両国関係を発展させるという立場を明らかにした。


プーチン大統領「ウクライナに武器提供すれば韓露関係は破綻」…尹大統領「提供していない」（１）