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歌手Rain「青瓦台公演」に優遇疑惑…韓国文化財庁「猶予期間に撮影、優遇なかった」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

歌手Rain(ピ)の青瓦台(チョンワデ、旧大統領府)公演の様子を収めたNetflix(ネットフリックス)オムニバスドキュメンタリー『Take 1』のスチールカット。[写真 Netflix]

歌手Rain(ピ)のNetflix(ネットフリックス)ドキュメンタリーが青瓦台(チョンワデ、旧大統領府)で撮影されたことに関連して優遇疑惑が起きると、韓国文化財庁は「特恵は全くなかった」と反論した。

国会文化体育観光委員会所属の李炳勲(イ・ビョンフン)議員(共に民主党)は22日、文化財庁がNetflix側に公演および撮影で優遇措置を取ったという疑惑を提起した。

これに先立ち、Rain(本名チョン・ジフン)は6月、歌手として初めて青瓦台で単独公演を開いた。当時Rainは青瓦台本館内部などを舞台に上着を脱ぐなど情熱的な公演を繰り広げ、これは最近、Netflixの『Take 1』の4番目のエピソードを通じて公開された。


李議員はこれに関連し、文化財庁が同月12日から営利目的などの撮影を制限する青瓦台観覧規定などを施行したが、「20日以降の撮影件から適用される」という付則を入れてNetflixの撮影を可能にしたという優遇疑惑を22日に提起した。Rainの公演は規定制定直後の6月10日に申請があり、撮影は6月17日から行われた。

李議員は「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領当選直後から推進されてきたイベントなので文化財庁はNetflix側の撮影を無理に許可したものとみられる」とし「結局、この公演で青瓦台の歴史性と象徴性はもう一度毀損されてしまった」と批判した。

文化財庁は「規定が施行された6月12日以前に使用申請が入ってきた件に対して、使用者の権利を保護するために猶予期間を置いたにすぎない」としながら「規定が実際に施行される前の猶予期間にNetflixの撮影が行われたのであり、優遇は全くなかった」と説明した。

また「青瓦台観覧規定を見ると、撮影許可は撮影日の7日前まで、場所使用許可は使用日の20日前までに申込書を提出することになっている」とし「このため猶予に関する付則を別途定めた」と説明した。

文化財庁側は「該当のNetflix撮影の件は、青瓦台の様子を国際的OTTプラットフォームを通じて世界的に広報するという目的で許可された」とし「舞台設置から撤去まですべての過程を徹底的に監督した。『青瓦台施設保存順守誓約書』を書いてもらい、施設毀損や人命事故がないように無事に撮影を終わるように万全を期した」と強調した。

李議員は文化財庁のこのような反論を受けて、23日にNetflixに問い合わせした結果、「5月25日に文化財庁から公演が可能だという確答を受けた」という回答を受けたと明らかにした。

あわせてNetflixが申請前にすでに青瓦台公演が可能だという確答を受けたという点は、6月10日Netflix側の使用申請と13日の文化財庁許可が要式行為にすぎない点を示唆していると李議員は繰り返し指摘した。

李議員は「大統領室まで介入した商業的な青瓦台公演と撮影を許可するために文化財庁が無理に推し進めたのがこの事件の実体」とし「尹錫悦政府は青瓦台の開放と活用において明るみになる各種優遇疑惑について明確に説明しなければならない」と主張した。



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