韓国与党・国民の力の鄭鎮碩（チョン・ジンソク）非常対策委員長は１７日、ＢＴＳ（防弾少年団）の年長者ジン（３０、キム・ソクジン）が１０月末に入隊延期を取り消し、早ければ年内に入隊することにしたことに対して「大韓民国青年の愛国心を見せた」と評価した。



鄭非常対策委員長はこの日夕方、フェイスブックを通じて「兵役特恵をめぐる長い論争に終止符を打った」と書いた。鄭非常対策委員長は「兵役義務は大韓民国青年誰にでも課される神聖な義務」とし、「若者たちに、国のための愛国はこの上ない」と付け加えた。


鄭委員長はＢＴＳの決定に対して「単なる兵役義務の履行ではない」として「ＢＴＳ青年たちの決心が大きな響きを与える」と褒め称えた。

同時に「兵役の義務を免れることが善行に対する補償になってはならないと思う」とし、「少子化で兵役資源が非常に不足している。各種兵役特例制度は最大限縮小するのが正しい方向だ。誰も兵役義務を避けてはならない」と批判した。

これに先立って、ＢｉｇＨｉｔミュージックはこの日「まもなく個人活動を行うメンバーのジンは１０月末に入営延期の取り消しを申請する予定」と明らかにした。

一方、与野党はＢＴＳ兵役特例問題をめぐって温度差を見せてきた。７日、国会国防委員会兵務庁対象国政監査で共に民主党はＢＴＳの経済効果・国威宣揚を理由に挙げて兵役特例を適用することを促す反面、一部の国民の力議員はＢＴＳの兵役特例が公平性に反すると指摘してきた。

李基植（イ・ギシク）兵務庁長は「韓国の兵役環境が減少している状況であり、兵役義務の履行は最も重要なのが公正性だ。公平性のレベルで見れば、ＢＴＳも軍服務をすることが望ましい」と明らかにした。