このようなミサイルの発射場面と諸元もすべて公開した。移動式ミサイル発射台から発射する固体推進剤ミサイルは監視も難しく任意の場所から24時間奇襲発射が可能だ。いわゆる「ゲームチェンジャー」と呼ばれるSLBMの次に生存性が優れ韓米の先制攻撃にも生き残りセカンドストライクが可能な点を印象づけさせたのだ。自分たちの核・ミサイル発射を、監視も、迎撃も、報復も難しいので相手にするなという意味だ。
第3段階はいまから2025年まで約3年の期間で北朝鮮の国防発展5カ年計画(2021~2025年)が終わる期間までと予想できる。この時期に戦術核弾頭威力を誇示しようとする7回目の核実験が対南・対米核脅威刻印の分水嶺になるとみられ、固体推進ICBM、3000トン級以上の潜水艦進水とSLBM、軍事偵察衛星などの打ち上げで威嚇を持続刻印させるものとみられる。
第1~3段階のいずれも北朝鮮の対南・対米核脅威戦略は「威嚇公開と威嚇刻印」戦略と評価でき、「北朝鮮式抑制戦略」と言うこともできる。韓国と米国に核・ミサイルの実際の発射場面と諸元を見せることによりミサイルの種類別に発射成功の事実と正確度、監視と迎撃回避能力を刻印させようと意図した。内陸の任意の地域、特に中朝国境地域に近接した位置(舞坪里など)からも隠密に発射できる奇襲と生存能力までの威嚇を韓米が自ら悟って自分たちにむやみに報復できないという事実を認識するよう「威嚇公開と刻印戦略」を積極的に駆使したと評価できる。
直近では戦闘機と爆撃機が威嚇飛行をし、東海(日本名・日本海)と西海(黄海)の9・19緩衝海域では560発の砲射撃までしている。ある人は武力示威だと話すが、筆者は同意し難い。金正恩時代10年以上を近くで見てきた経験から見ると尋常でない対南・対米軍事挑発の兆候と読める部分があるためだ。金委員長の後継者時代だった2010年の哨戒艦襲撃と延坪島(ヨンピョンド)砲撃挑発時期と類似した点が見られる。当時も戦闘機があまりしていなかった飛行を再開し、特有の欺瞞活動もあった。挑発時期と方法は断定しにくいが、「挑発口実蓄積→緊張醸成→軍事挑発→核戦争拡大威嚇/軍縮」の周期稼動でいわゆる「衝撃的行動」を始める時が近づいているようだ。
核のないウクライナの悲劇的な惨状と、核を持っているロシアのプーチン大統領の残忍さを見守りながら核を持っている金委員長は安心しながらもプーチンを見習い誤認するかもしれない。ウクライナとロシアの戦争が金委員長の核兵器アドレナリンを刺激しないかと懸念する韓国国民がますます多くなっている。
政界は権力と保身だけに向けた消耗的な政争で国民をこれ以上だましてはならない。金委員長の非核化の真正性を確認したと主張する詭弁も撤回されなければならない。核兵器は特定勢力を選ばないという事実を肝に銘じなければならない。
もう北朝鮮が事実上核武装国だと認めて予想脅威に実質的に備えなければならない。韓国国民がひたすら北朝鮮の核・ミサイルを頭の上にのせて人質として生きられないためだ。好戦的なレトリックばかりを繰り返すのももう食傷し正解でもない。頭上の北朝鮮の核・ミサイル脅威の前では国民も、国論も統合しなければならない。そうしてこそ正しい国家安保政策と代案が出てくる。
まず拡大抑止強化の中で局地挑発対備態勢を最上で維持し、一方では「独自の核武装」も「戦術核再配備」も「核共有」も「核資産常時循環配備」もすべてテーブルに上げておき国の未来を至急に議論しなければならない。
金委員長が核兵器で韓国国民の安全と生命をぞんざいに扱うようにこれ以上放置してはならないためだ。
「北朝鮮、すでに勝った」…核3段階戦略2年後に完成、近く「衝撃的行動」(1)
第3段階はいまから2025年まで約3年の期間で北朝鮮の国防発展5カ年計画(2021~2025年)が終わる期間までと予想できる。この時期に戦術核弾頭威力を誇示しようとする7回目の核実験が対南・対米核脅威刻印の分水嶺になるとみられ、固体推進ICBM、3000トン級以上の潜水艦進水とSLBM、軍事偵察衛星などの打ち上げで威嚇を持続刻印させるものとみられる。
第1~3段階のいずれも北朝鮮の対南・対米核脅威戦略は「威嚇公開と威嚇刻印」戦略と評価でき、「北朝鮮式抑制戦略」と言うこともできる。韓国と米国に核・ミサイルの実際の発射場面と諸元を見せることによりミサイルの種類別に発射成功の事実と正確度、監視と迎撃回避能力を刻印させようと意図した。内陸の任意の地域、特に中朝国境地域に近接した位置(舞坪里など)からも隠密に発射できる奇襲と生存能力までの威嚇を韓米が自ら悟って自分たちにむやみに報復できないという事実を認識するよう「威嚇公開と刻印戦略」を積極的に駆使したと評価できる。
直近では戦闘機と爆撃機が威嚇飛行をし、東海(日本名・日本海)と西海(黄海)の9・19緩衝海域では560発の砲射撃までしている。ある人は武力示威だと話すが、筆者は同意し難い。金正恩時代10年以上を近くで見てきた経験から見ると尋常でない対南・対米軍事挑発の兆候と読める部分があるためだ。金委員長の後継者時代だった2010年の哨戒艦襲撃と延坪島(ヨンピョンド)砲撃挑発時期と類似した点が見られる。当時も戦闘機があまりしていなかった飛行を再開し、特有の欺瞞活動もあった。挑発時期と方法は断定しにくいが、「挑発口実蓄積→緊張醸成→軍事挑発→核戦争拡大威嚇/軍縮」の周期稼動でいわゆる「衝撃的行動」を始める時が近づいているようだ。
核のないウクライナの悲劇的な惨状と、核を持っているロシアのプーチン大統領の残忍さを見守りながら核を持っている金委員長は安心しながらもプーチンを見習い誤認するかもしれない。ウクライナとロシアの戦争が金委員長の核兵器アドレナリンを刺激しないかと懸念する韓国国民がますます多くなっている。
政界は権力と保身だけに向けた消耗的な政争で国民をこれ以上だましてはならない。金委員長の非核化の真正性を確認したと主張する詭弁も撤回されなければならない。核兵器は特定勢力を選ばないという事実を肝に銘じなければならない。
もう北朝鮮が事実上核武装国だと認めて予想脅威に実質的に備えなければならない。韓国国民がひたすら北朝鮮の核・ミサイルを頭の上にのせて人質として生きられないためだ。好戦的なレトリックばかりを繰り返すのももう食傷し正解でもない。頭上の北朝鮮の核・ミサイル脅威の前では国民も、国論も統合しなければならない。そうしてこそ正しい国家安保政策と代案が出てくる。
まず拡大抑止強化の中で局地挑発対備態勢を最上で維持し、一方では「独自の核武装」も「戦術核再配備」も「核共有」も「核資産常時循環配備」もすべてテーブルに上げておき国の未来を至急に議論しなければならない。
金委員長が核兵器で韓国国民の安全と生命をぞんざいに扱うようにこれ以上放置してはならないためだ。
「北朝鮮、すでに勝った」…核3段階戦略2年後に完成、近く「衝撃的行動」(1)
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