韓悳洙(ハン・ドクス)首相
27日に開かれた安倍晋三元首相の国葬出席のため訪日中の韓首相は同日午前、東京・元赤阪迎賓館で岸田首相と約25分間会談した。先週の韓日首脳会談に続き、1週間ぶりに行われた両国最高位級会談だ。韓首相は冒頭発言で「大韓民国新政府は韓日関係を早急に改善、発展させることが共通の利益に合致するという点を持続的に強調している」とし「両国関係改善の転機が用意されたと考える」と明らかにした。岸田首相は「尹大統領と首相をはじめ、多くの韓国の皆さんから丁寧な弔意を受けた」とし、前日開かれた国葬に韓首相らが出席したことについても「心より感謝する」と述べた。
最大懸案とされる強制徴用問題解決法に関連し、岸田首相は「今外務大臣にもう少し整えられた内容を検討してほしいと伝えておいたので、結果が出ることを見守りつつ、疎通を強化しよう」と述べたと韓首相は伝えた。
これに関して、外交部当局者は「強制徴用問題の解決のためには韓国の措置だけでなく、日本側の呼応も重要だという立場を伝え、これに相当部分共感した」とし「被告(日本)企業に関連した部分が解決案に盛り込まれなければ、(韓国の)国民的支持を受けることは難しいという認識を日本も持っている」と話した。
韓首相はまた「2030年釜山(プサン)国際博覧会開催を日本が支持してほしいという話も申し上げた」とし「岸田首相は直ちに決定できる問題ではないが、今日からその問題を検討する」と答えた。
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