生後１８カ月の息子に乳製品を禁止して果物や野菜だけ食べさせ、その結果、栄養失調で死亡させたヴィーガン（Ｖｅｇａｎ、完全菜食主義者）の母親に米裁判所が終身刑を宣告した。

３１日（現地時間）、ＡＰ通信など外信によると、フロリダ州リー郡裁判所は第一級殺人や児童虐待などの疑いで起訴されたシェイラ・オレアリー被告（３９）に終身刑を言い渡した。

シェイラ被告は２０１９年９月当時、生後１８カ月だった息子に果物と野菜、母乳だけを与え、栄養失調で死亡させた嫌疑を受けている。シェイラ被告は息子に肉や魚だけでなく卵や乳製品さえ摂取できなくする厳格な菜食主義を強要したことが確認された。


これにより、息子の死亡時の体重は約８キログラムで、生後７カ月の子供の水準だった。解剖結果、死因も栄養失調による合併症だった。

同日の裁判は４度も延期された末に行われ、夫のライアン・オレアリー被告（３３）も同じ容疑で裁判を控えている。ライアン被告の場合、２件の性的ハラスメントの容疑も受けている。

オレアリー夫妻には、亡くなった息子の他にも３歳、５歳、１１歳の３人の子供がいるが、この子供たちにも栄養失調と脱水症状が見られたという。裁判所はシェイラ被告に、残った子供たちと接触しないように命令を下した。