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【中央時評】「THAAD3不」廃止方法、このままでよいのか(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
今はもう過去を教訓にして、THAAD3不から抜け出すものの、その波紋を統制する効果的な接近を初動段階からする必要がある。こうした問題意識の下で今のアプローチに名分を加え、動力を追加するいくつかの努力を併行することを勧める。

1つ目、なぜTHAAD3不を履行できないのかに関する体系的な説得フレームを作り、これを対内外に公論化する必要がある。これに基づき、中国に躊躇せず真摯かつ強く立場を陳述するのがよい。中国のように難しい相手と了解したことを廃止するには適当にすべきでない。

そのフレームには、THAAD3不が安保主権に及ぼす根本的な弊害、急進展した北朝鮮の戦術核能力に対処する死活的な必要が込められなければいけない。さらに中国のレーダーは韓国をのぞいて中国のミサイルは韓国に向いている中、韓国内に中国の一部をのぞく探知距離を持つレーダーがあるというのがなぜ問題になるのか反論するのがよい。しかもそのレーダーは中国に向かって運用されることもない。


2つ目、韓中間のTHAAD3不協議の内幕を把握する必要がある。いかなる了解があり、何が問題だったかが分かってこそ、中国に応酬するのに有用な方策を見いだすことができる。例えば中国が報復措置の中断を約束して履行しなかったとすれば、韓国はTHAAD3不を廃止するうえで良い根拠になるだろう。また、こうした作業を通して国民的な世論を喚起することで、我々の主張に動力を付与することができる。

3つ目、この際、在韓米軍が運用したTHAADを韓国軍が買収する案を検討することを望む。そうすれば安全を自ら守ろうとする韓国の決起が浮き彫りになる。韓国を米国の中国監視作戦の下手人と見る中国式フレームから抜け出すことができる。

THAAD問題は修交以降の最大の悪材料だった。その結果、韓国人の中国に対する認識が決定的に変わった。その過程で韓国外交の恥ずかしい姿が表れた。政府が新たなアプローチをしようとする今、従来のアプローチに名分と動力を追加することを勧める。THAADに関連してこれ以上は過去の外交を繰り返すことがあってはならない。

魏聖洛(ウィ・ソンラク)/元韓半島平和交渉本部長/リセットコリア外交安保分科長


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