6月、スペイン・マドリードで開かれたNATO首脳会議期間にバイデン米大統領に会って握手する尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領。尹大統領は就任以降、韓米同盟強化の意志を強調している。 [大統領室提供]
「トウ小平時代から中国は韜光養晦(才能を隠して内に力を蓄える)外交を駆使し、急速な経済成長を遂げた。2013年に習近平体制が登場して『中国の夢』を掲げると、この時から米国をはじめとする西欧国家が中国に対する警戒心を表し始めた。2020年にポンペオ長官は、中国がこれまで静かに進めてきたことを一つ一つ暴露したが、これによって中国の意図と計画が全世界に伝えられ、外交的な打撃を受けたとみられる。特に6月にスペインで開催されたNATO首脳会議で発表された新戦略概念で、中国を『NATOの新たな脅威』と宣言し、中国の外交に致命打を与えた。中国としては数十年間にわたり築いてきた西側国家との国際関係が損傷し、関係回復が非常に重要な課題だ。したがって中国は米国との覇権競争に専念するのは難しいだろう」
「米中から選択? 誰がもっと親しいか公開するバカはいない」(1)
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