19~21日、米国ロサンゼルス・コンベンション・センターでCJENMの「KCON2022LA」が盛況裏に開催された。[写真 CJENM]
番号札を胸につけた10人の参加者が舞台に上がると、所々で英語混じりの韓国式応援が響いた。まもなくK-POPガールグループKep1erの『WA DA DA』が流れると、参加者はあらかじめ呼吸を合わせたように「群舞」を披露した。20日(現地時間)、米ロサンゼルス(LA)コンベンション・センターで現地のK-POPファンを対象に行われたダンスコンテストの一場面だ。同日、130人の参加者の中でコンテストを通過した20人は、1万5000人の観客が見守る前でKep1erとともに公演するチャンスを得た。結果により参加者の悲喜は分かれたが、落ちても顔からは笑みが消えなかった。
この日、CJENMが主管する「KCON2022LA」会場の所々ではこのような「踊り場」を簡単に目にすることができた。コンベンション・センターのロビーではランダムで流れるK-POPの曲に合わせて観客が自由に舞台に上がって踊った。現職アイドルに劣らない表情演技と振り付けを見せるダンサーが並んでいたが、振り付けを間違って照れくさそうに笑いながら席に戻る人も見えた。この日、舞台で公演を行ったUCLAKポップカバーダンスチーム員リンさん(19)は「KCONのためにチーム員たちと毎日3~4時間ずつ練習した」とし「中学生の時からボーイズグループSEVENTEENのダンスを踊りながらカバーダンスを始めた」と話した。
今年で10周年を迎えたKCONは、米国や日本などで定期的に開かれる韓国文化祭だ。K-POP歌手の公演だけでなく、ファンが直接参加できる様々なプログラムが行事期間中に行われる。2012年から累積110万人以上の観客を集めたというのがCJENM側の説明だ。また、アイドルの海外進出の架け橋となってきたイベントでもある。BTS(防弾少年団)も2014年に開かれたKCONで好評を得て米国で注目を集め始めたという評価を得ている。
しかし、新型コロナが全世界を襲い、KCONも打撃を避けられなかった。2020年と2021年にはオンラインだけでイベントを開催し、今年3年ぶりにオフラインのイベントがオンラインと同時に開催された。再開したKCONに向けた米国現地の反応は熱かった。ロサンゼルスの地元放送局「フォックス11」は朝のニュース番組でKCONが行われる19~21日の天気を別に予報するほどだった。行事初日の19日午前、コンベンション・センター前には300メートル以上の列が並んでいた。ロサンゼルスの反対側である米東部からも足を運んだ。ボストンから飛行機で来たというハンナ・ウェラーさん(22)は「好きなグループ『CRAVITY』が今回のKCONに出演するという知らせを聞いてすぐLA行きの計画を立てた」とし「アーティストがファンと心から疎通するのがK-POPの魅力」と話した。
K-POPの合唱、アイドルや群舞…ロサンゼルスが盛り上がった(2)
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