三宅一生氏
1938年に広島で生まれた三宅氏は、東京多摩美術大学卒業後、1965年にフランス・パリでギ・ラロッシュ、ジバンシィなどのアシスタントを務め、その後、米ニューヨークに渡った。東京で1971年に自身の名前から名付けたブランド「イッセイ・ミヤケ」を立ち上げた。
三宅氏は日本の伝統的な折り紙の技術を利用したプリーツデザインで注目された。三角形のきらめく素材をつなぎ合わせた女性用バッグ「バオバオ」も韓国をはじめ、世界中で人気を集めた。
また、三宅氏はアップルの創業主、故スティーブ・ジョブズ氏の黒いタートルネックを作ったデザイナーとしても有名だ。ジョブズ氏は生前、いつもタートルネックにジーンズ、スニーカーという服装で新製品発表会に登場した。
三宅氏は2010年に日本で文化勲章を、2016年にフランスではレジオンドヌール勲章コマンドールを受章した。
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