先月5日、済州国際空港到着ロビーは済州を訪れた観光客で込み合っている。[中央フォト]
済州出入国・外国人庁と道内の旅行会社などによると、2日午前10時10分ごろにチェジュ航空のチャーター便で済州に到着したタイ人184人のうち125人が入国再審査対象者に分類された。
出入国・外国人庁は125人のうち110人の入国を認めないことを決めた。彼らの再審査だけで10時間以上かかったという。
このように特定の航空便で入国再審査対象者と入国不許可者が100人以上に上るケースはコロナ禍前でも異例なことだ。
入国が認められなかったタイ人110人は同日午後10時15分ごろバンコクへ向かうチェジュ航空で本国に戻った。
入国審査を通過した残りのタイ人は済州で2泊3日の日程を消化しているものと把握された。
出入国・外国人庁は100人以上のタイ人を再審対象者に分類し、入国不許可とした理由については現在まで明らかにしていない。
ただ過去の事例を見ると、再審は審査対象者が本国で前科があったり、帰国しない恐れがある時になされる。
出入国・外国人庁はこの日もタイ人180人がチェジュ航空のチャーター便で済州を訪れていることから入国審査を進めている。
タイ人が観光や知り合い訪問、会議参加などを目的に韓国を訪問する場合、ビザ免除協定が適用されビザなしで最長90日間滞在できる。
済州道ではノービザ制度が施行されているが、タイ人にはノービザ制度ではなくビザ免除協定が適用される。ノービザとは済州特別法により特定国を除き外国人がビザなしで30日間済州に滞在できる制度だ。ビザ免除協定制度もやはり入国すればビザなしで最大90日間滞在できる。両制度とも道外に移動するには許可を受けなければならない。
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