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ハイマースに怒ったロシア「米国に攻撃の責任」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米国がウクライナに支援した高速機動砲兵ロケットシステム(HIMARS、ハイマース)が戦場の「ゲームチェンジャー」に浮上し、ロシアがウクライナ情勢に米国が直接介入していると非難した。

2日(現地時間)のロイター通信・BBC放送などによると、ロシア国防省はこの日の声明で「米国がウクライナが使用中の自国産ハイマースの目標物を承認している」とし、このように主張した。ロシア国防省は「バイデン政権はウクライナ軍が東部ドンバスなど住居地域と民間インフラ施設に加えたミサイル攻撃に直接的な責任がある」と強調した。

ロシア側のこうした主張は、 ウクライナ軍情報部のスキビツキー副部長の発言と関連している。スキビツキー副部長は前日、英日刊テレグラフのインタビューで「米国から支援されたハイマースがロシアの軍事施設を打撃するのに非常に効果的だ」とし「ハイマース使用時に米国とウクライナは事前協議をし、米国は目標物設定に拒否権を行使することができる」と明らかにした。


このインタビューに関連し、ロシア外務省のザハロワ情報局長はロシアRIAノーボスチ通信通信のインタビューで「ウクライナ領土で米国が(ロシアに対する)敵対行為に直接介入したことをこれ以上確認する必要はない」とし「米国は武器を供給する際に使用指針だけを伝えるのではなく、砲手の機能を遂行している」と批判した。

その間、ロシア側はハイマースの破壊力に敏感な反応を見せてきた。これに先立ちラブロフ露外相は4月、米国が数十億ドル相当の武器の供給を決定すると、ウクライナで代理戦をしていると非難した。当時、米国防総省は「ロシアの侵攻から国を防御するのに役立つ詳細かつ分秒を争う情報を提供した」と明らかにしながらも、直接的な関与ではないと一線を画した。

米国産ハイマースは一度に精密誘導ロケット6発を発射できる多連装ロケットシステム。射程距離70キロ以上で長距離精密打撃ができ、ウクライナ軍がロシア軍の射程距離外から目標物を破壊するのに効果的だという。ウクライナ軍によると、ロシアの指揮部と後方補給施設など200カ所ほどがハイマースで破壊された。ウクライナのゼレンスキー大統領もハイマースが東部・南部戦線でロシア軍の進撃速度を遅らせ、敵軍の作戦に相当な被害を与えたと認めた。

現在まで米国はウクライナにハイマース16基を提供した。ロシア軍はこのうち6基を破壊したと主張したが、米国防総省は事実でないと否認した。



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