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台湾に近い海水浴場に現れた中国軍タンク…驚く避暑客

ⓒ 中央日報日本語版

福建省アモイ(厦門)の海水浴場に現れた中国軍タンク。[写真 インターネット キャプチャー]

米国のナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問で、米国と中国、台湾を巡る軍事的緊張が高まっている中、避暑客で賑わっていた海水浴場に中国共産軍のタンク数台が突如登場した。

海外メディアの2日(以下現地時間)の報道によると、この日朝、台湾に近い中国海洋都市である福建省アモイ(厦門)のある海水浴場に軍用装備を積んだ装甲車やタンク、海軍艦艇などが登場して水遊びを楽しんでいた避暑客を驚かせた。

アモイは台湾から最も近い中国領土だ。ペロシ議長の台湾訪問を阻止しようとしていた中国は台湾と正面対立しているアモイ市に地上軍の対空ミサイルやタンク、多連装ロケット砲など重火器を集結させた。この過程で一部のタンクと軍用車両が人々が水遊びを楽しんでいたアモイの海水浴場を通過した。当時現場にいた避暑客によって撮影されたこれらの映像はSNS等を通してまたたく間に広まった。特に水着を着た子どもたちは突然のタンクの登場に非常に驚いた様子だった。


中国軍はこの日南部・東部・北部戦区で同時軍事訓練に入った。ペロシ議長の台湾到着が迫ると、台湾海域を包囲して実弾訓練も実施した。特に台湾海峡と接している福建省の民間航空の飛行を統制し、実際の攻撃につながる場合もあるという威嚇的なメッセージを送った。

米国はこれに対抗して原子力空母「ロナルド・レーガン」を台湾東側500キロ海域に展開した。台湾はペロシ議長が到着した後、少なくとも200人以上の警察と情報要員を投じて警護に出た。

中国外交部は、ペロシ議長が厳重な反対にもかかわらず、台湾を無断で訪問して「一つの中国」原則を破って米中関係の政治的基盤を傷つけ、中国の主権と領土利益を侵害したと強く非難した。同時に4日から台湾周辺で実弾を使った全方向射撃訓練を実施すると明らかにした。

一方、2日午後10時45分ごろに台湾に到着したペロシ議長は3日午前、蔡英文台湾総統と会った後、世界最大のファウンドリ(半導体委託生産)企業である台湾TSMCの劉徳音会長と会談する予定だ。その後、台湾立法院(議会)を訪問して与野党指導部に会い、反中体制の人々と面談を行った後、午後4~5時ごろに台湾を離れるという。



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