アジア系女性にカッターで切りつけるアンソニ-・エバンス容疑者。[写真 NYPDnewsツイッター)
先月31日午前10時ごろ、ニューヨーク・マンハッタンの繁華街タイムズスクエア付近で黒人の男が59歳のアジア系女性を攻撃した。被害女性の後から接近した男はカッターを振り回した。
女性はカッターで腕を切られた。事件現場付近の防犯カメラには混雑する道路で男が被害女性に駆け寄りカッターを振り回す様子が写っていた。現地メディアは被害女性の傷が大きくて深くそのまま放送することができないほどだったと伝えた。被害女性はWABCとのインタビューで「食料品店で買い物をして家へ帰るところだった。背中から突然だれかが現れて殴られたと思ったら手と腕がとても痛くなった」と説明した。
被害女性はタイムズスクエアの地下鉄駅を主に利用するが、事件の衝撃で出勤できなくなったという。その上で自身がアジア人のため犯行の標的になったようだとし恐怖を表わした。
ニューヨーク警察ヘイト犯罪捜査隊は今回の事件を「理由なき攻撃」と規定し、ヘイト犯罪に対する捜査に着手した。現地メディアによると警察は30歳のアンソニー・エバンスを容疑者とみている。
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