韓国、建国以来初めて人口減少[中央フォト]
28日統計庁がまとめた「2021年人口住宅総調査結果」によると、昨年11月1日基準で総人口は5173万8000人で、前年同月より9万1000人(0.2%)減少した。前年比人口が減ったのは72年ぶりで、調査開始以来初めてだ。
人口住宅総調査は住民登録統計や人口動向と違い、外国人など韓国に居住するすべての人を含む。外国人の流入、内国人の流出なども集計対象だ。
昨年は過去最低の出生率に新型コロナの拡大による死亡者増加も重なった。外国人の流入減少も影響を及ぼした。普遍的世帯の形が変わる日も遠くない。昨年1人世帯は717万6000世帯で全体の33.4%に達した。
65歳以上の高齢人口は870万7000人だ。1年前(828万7000人)より41万9000人(5.1%)増加した。昨年高齢人口が全体で占める割合は16.8%で、やはり2020年(16.0%)より高まった。国民6人に1人は高齢者という意味だ。高齢化率が14%を超えれば高齢社会、20%を超えれば超高齢社会に分類する。高齢人口構成比が最近約1%ポイントずつ増加しているということを考えると、4年内に韓国が超高齢社会に進入する可能性が大きい。
反面、15~64歳の生産年齢人口は着実に減少している。昨年生産年齢人口は3694万4000人で全体の71.4%を占めたが、2016年に比べると2%ポイント(67万7000人)減った。生産年齢人口100人当たり扶養すべき高齢層人口を意味する高齢者扶養率は23.6に上昇した。現在の生産人口4人が1人の高齢者を扶養するという意味だが、毎年増加する傾向だ。
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