世界的なファッションブランドのＤｉｏｒ（ディオール）が中国の伝統スカートを盗作したとして、中国人留学生が最近フランス・パリで抗議デモを行ったことに対し、韓国誠信（ソンシン）女子大学の徐ギョン徳（ソ・ギョンドク）教授が批判の声を上げた。

徐教授は２７日、ソーシャルメディア（ＳＮＳ）で「（中国は）自分たちの文化は守ろうとあらゆることをするくせに、他国の文化は盗作しても知らんふりしている」と批判した。

徐教授は「中国は今までどれほど多くの韓国の文化を盗作しましたか」としながら「昨年、中国のストリーミングサイトのＹｏｕｋｕ（優酷）が公開した『イカの勝利』は韓国ドラマ『イカゲーム』を盗作したという非難を受けているとＢＢＣが報じて国際的な恥さらしになった」と指摘した。


また、最近では韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で主人公ウ・ヨンウが着用していたジャケットやカバンなどがコピー製品に化けて中国最大のオープンマーケット「ＴＡＯＢＡＯ（淘宝）」で堂々と販売されている事例を挙げた。

続いて「中国はＤｉｏｒに何か言う資格がない。もし自分たちの文化を保護してもらいたいなら、他国の文化を先に尊重する方法を学ばなければならない」と話した。

これに先立って中国人留学生５０人余りは２３日、フランス・パリのシャンゼリゼ通りのＤｉｏｒ旗艦店前でデモを行った。Ｄｉｏｒが最近発売したスカートが中国の明・清国時代の漢族女性が着た「馬面裙」を模倣したものだとし、これを認めて謝罪するよう要求した。