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イエレン米財務長官効果? 急騰していたドルが対ウォンで3日連続下落

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

米ドル

イエレン米財務長官の韓国訪問後に外国為替市場が安定を取り戻せるかに関心が集まっている。

20日のソウル外国為替市場でウォン相場は前営業日より0.5ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1312.90ウォンで取引を終えた。3営業日連続のウォン上昇で1310ウォン台を維持した。この日ウォン相場は前営業日より6.40ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1307.00ウォンで取引を開始し、一時1305ウォン台までウォン高が進んだりもした。しかし変動性が高まり再び1310ウォン台まで押し戻された。

これに先立ち米国の6月の消費者物価指数(CPI)が9.1%まで上昇し、米連邦公開市場委員会(FOMC)の金利引き上げ幅が1.0%に達するという懸念からドルが急騰した。実際に14日に終値基準で1310ウォンを超えた後、15日には1320ウォン台半ばまでドルが上昇し年初来高値を更新した。


しかし米国の緊縮速度が0.75%の利上げを継続するという見通しからドル高はやや安定し、この日米国の主要企業が好業績を発表して安全資産選好の雰囲気は緩和された。特に前日にイエレン米財務長官が韓国を訪問して外国為替市場安定について意見を交換し市場安定に対する期待感が現れた。

実際に韓米双方は外国為替市場関連の協力に合意し多様な協力案を実行する余力があるという認識を共有した。国際通貨基金(IMF)アジア太平洋局長を務めた韓国銀行の李昌ヨン(イ・チャンヨン)総裁は前日イエレン長官との非公開会談で韓国をはじめとするアジア太平洋地域の外国為替金融市場について伝え、アジア地域の状況を話したという。

今回の会談で韓米両国はより強い共助の意志を確認し、有事の際に協力するということで認識が一致したことに意味があるとの評価が出ている。



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