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【コラム】韓米通貨スワップカルト

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
第2次世界大戦の後、南太平洋の一部の島で奇異な風習が生まれた。原住民が戦時の米軍基地を真似て粗雑な滑走路と格納庫・管制塔を建設し、木製の小銃を持って巡回査察までした。そうすれば補給品を満載した飛行機がまた来るものと信じた。外部の世界と断絶した原住民は米軍から得た珍しい物を先祖の神の贈り物と考え、またその時期が来る地上の楽園を夢見たのだ。人類学者らはこうした貨物崇拝現象を「カーゴカルト(Cargo Cult)」と呼んだ。

最近の韓国社会で韓米通貨スワップが議論されて消費される形もカルト的な要素が多い。外部の世界と断絶した原住民のように、自分たちだけの期待と願いを込めて経済の万能薬であるかのように通貨スワップを希求する。

2008年に市場の不安を一掃した強力な一発、韓米通貨スワップの記憶を知らないわけではない。当時、通貨スワップ締結が伝えられると、一日で韓国ウォンは177ウォンも値下がりし、株価は12%も上がった。2020年にも通貨スワップ締結の翌日、韓国ウォンは39ウォン値上がりし、株価も7%上昇した。通貨スワップは外貨準備高、為替、マクロ健全性と共に外国為替市場への衝撃を減らす防波堤であるのは確かだ。


しかし後日談も知る必要がある。2008年の通貨スワップ一発の効果は実際、長くは続かなかった。その後、またウォン安ドル高になり、約20日後には以前の水準の1ドル1200ウォン台半ばに戻り、2009年7月には1ドル=1300ウォン台まで落ちた。通貨スワップが非常時の応急措置にはなっても万能薬ではないということだ。為替レートは結局、経済のファンダメンタルを反映して決まる価格変数だ。

来週イエレン米財務長官が訪韓するため「ひょっとして」と期待する人たちが多い。韓国銀行(韓銀)の李昌ヨン(イ・チャンヨン)総裁が一昨日の記者懇談会で通貨スワップの話をした。通貨スワップは韓米間の問題というよりも、米国連邦準備制度理事会(FRB)がグローバル金融市場が揺らぐ時に世界的な観点で判断して決めるという説明が核心だった。2国間交渉をうまくやれば締結できるというものではないという話だ。今は通貨危機やグローバル金融危機当時とは違うという点も述べた。ユーロや円のようにFRBと常設通貨スワップを締結した通貨も大きく落ちていると説明した。通貨スワップを熱望する政界と世論のオーバーシュートを警戒するようだった。

成一鍾(ソン・イルジョン)国民の力政策委議長は数日前にこのように話した。「2008年の金融危機当時、李明博(イ・ミョンバク)政権と米国の関係がとても良かったため韓米通貨スワップを締結することになったが、文在寅(ムン・ジェイン)政権では韓米関係が悪くて終了した。国家的な損失だ」。これは違う。米国は2008年の金融危機と2020年の新型コロナ感染拡大当時、韓国・ブラジル・メキシコ・シンガポールなど新興国を含む9カ国とほぼ同時に通貨スワップ契約を締結し、終了も同時にした。常設通貨スワップ締結5つを合わせれば計14カ国となる。

FRBはどんな基準で新興国を選んだのか。韓国と通貨スワップを締結する直前だった2008年10月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録をみると、韓国など4カ国を選択した理由が出ている。「経済と金融の比率が大きい。4カ国のうち1、2カ国でさらに問題が発生すれば、米国経済と世界経済にうれしくない伝染効果(spill over)を引き起こしかねない。これらの国はすべてマクロ政策を健全に運営していて、経常収支や財政状態が良い。現在はドル不足に苦しんでいて、FRBが支援すれば効果がある」。要するに、通貨スワップをするほどの新興国トップ級の国であり、しなければ米国にも被害が及び、ドルの流動性を供給すれば直ちに効果が表れる国なので締結したということだ。

通貨スワップ常設化の主張はあまりにも早い。米国はドルの動脈硬化を防ぐために流動性中心国と常設スワップを締結した。ドルを扱う大型のグローバル金融機関が多く、自国の通貨が国際化している国だ。韓国はこれに達していないのが実情だ。通貨スワップに対する国内の過度な関心に、企画財政部と韓銀は大きな負担を感じている表情だ。過去の通貨スワップ締結の成果を過剰広報した影響もある。誰々に米国の人脈があったなどの美談があふれ、通貨スワップの幻想を膨らませた。

通貨スワップを締結するなという主張ではない。危機の時にその瞬発力を活用できるよう、平常時のFRBとの協力を強化し、マクロ指標をうまく管理しなければならない。良いものを食べて規則的に運動をするのが健康の秘訣ではないのか。健康補助食品に依存するのをやめよう。経済の基礎体力をうまく管理することが、いま我々がやるべきことだ。

ソ・ギョンホ/論説委員



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