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韓日首脳5回遭遇…韓国の発表と違い日本は「ごく短時間、簡単なあいさつ」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

尹錫悦大統領が29日にスペインのマドリードで開かれたNATO同盟国・パートナー国首脳会議に参加している。右側に岸田文雄首相が立っている。[写真 大統領室写真記者団]

韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と日本の岸田文雄首相がスペインのマドリードで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で2日間に5回顔を合わせた。だが韓国側が両国首脳の対面を詳しく説明し意味を付与したのに対し、日本側は努めて意味を縮小しようとする姿勢を見せるなど両国の立場の違いが現れた。

NATO首脳会議で両首脳が初めて対面したのは28日午後8時30分、スペイン国王フェリペ6世が主催した歓迎晩餐会でのこと。大統領室によると、岸田首相が先に尹大統領に声をかけ、大統領就任と地方選挙勝利を祝うあいさつをして3~4分ほど言葉を交わした。この席で岸田首相は「日韓関係がより健全な関係に発展できるように努力しよう」と話したとも明らかにした。

日本政府は韓国大統領室の発表があるまで両首脳の対面を伝えず、29日午前に磯崎仁彦官房副長官の会見を通じて両首脳が「ごく短時間」簡単なあいさつを交わしたと述べた。「ごく」という単語を使い対話時間が長くなかった点を強調したのだ。磯崎官房副長官は続けて「非常に厳しい日韓関係を健全な関係に戻すために、尽力いただきたいと(尹大統領に)求めた」と話した。

韓国側が岸田首相の発言を韓日関係発展に向け「ともに努力しよう」という内容で紹介したのに対し、日本は「韓国に努力してほしいと要請した」という形で伝えたのだ。

岸田首相は29日にNATO同盟国・パートナー国首脳会議後に記者らと会っても「日本の一貫した立場に基づき、尹大統領をはじめ韓国側と緊密に意思疎通を図っていきたい」と既存の立場を繰り返した。尹大統領が岸田首相に対し「両国関係を発展させられるパートナーになれると確信することになった」と親密さと信頼を示したのとは全く異なる反応だ。

◇岸田首相、参院選控えて消極的

日本政府のこうした姿勢は来月10日の参議院選挙を控え保守的な有権者を刺激しないようにするためだと日本メディアは解釈した。朝日新聞は30日付で、今回のNATO首脳会議で韓日首脳が会ったが、発表文などでは韓国側との温度差が浮き彫りになったと伝えた。

当初NATO首脳会議で正式な会談が開かれるとみられたが、岸田政権は「会談をしたとなれば、参院選を前に保守派を中心に国内の批判を浴びる可能性があるとの判断」から会談を保留させた。その一方で両国関係の改善を求める米国のメンツを立てるために短いが両首脳が言葉を交わす姿を演出したという解釈だ。

読売新聞も韓日首脳の対面と関連し、韓日関係改善に向けた第一歩になる可能性もあるが関係正常化の道は険しいと診断した。

韓国大統領室によると、尹大統領と岸田首相は今回のNATO首脳会議で歓迎晩餐会以外に日韓とオーストラリア、ニュージーランドによるアジア太平洋4カ国首脳会談、韓米日首脳会談、NATO同盟国・パートナー国首脳会議、記念撮影まで5回対面した。

一方、26~28日にドイツのエルマウで開かれた主要7カ国(G7)首脳会議を終え28日午後にマドリードに到着した岸田首相は、29日のNATO同盟国・パートナー国会議後すぐ帰国の途に就いた。岸田首相は会議で、中国を念頭に「東・南シナ海で力を背景にした一方的な現状変更の試みが続いている。(そのような試みは)決して成功できないということを国際社会が結束して見せなければならない」と発言した。

岸田首相はG7が開かれたドイツで米国、カナダ、アルゼンチン、南アフリカ首脳らと単独会談を持ったが、スペインでは日程上個別の会談を設けなかった。現職首相が国政選挙期間中に長期間日本を空けることに対する批判を意識して帰国を急いだとみられる。

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