尹錫悦大統領と金建希夫人が27日午後(現地時間)、NATO(北大西洋条約機構)首脳会議の参加のためにスペイン・マドリード国際空港に到着して移動している。[写真 大統領室写真記者団]
テンプル大学日本校のロバート・デュジャリック教授(現代アジア研究所共同所長)は、「韓国は(日本に)常に厳しいパートナーになり、これは仕方がない。だがこれ(会談拒否)は日本のひどい近視眼的な例」と話した。「これは東京がより広い地政学的な絵で韓国の重要性についてほとんど理解できずにいることを示唆する」としながらだ。
彼は「同様の安全保障の懸念がある隣国との交流を拒否するのは日本の指導部の『失敗』に相当する」とし、「日本は米国が指示する場合にだけ(両国協力に関し)何かをするという見方が大きくなっているが、これは自ら考えることができないということを意味し、(これによって)機会を逃す非常に不幸なことが起きた」と話した。
東京国際大学の宮下明聡教授(国際関係学)は、慰安婦問題・徴用工問題などが解決されていない状態で岸田首相が韓国の要請に従うならば、日本国内で「弱い姿勢」という批判が出るだろうが、日本は韓国の関係発展へのジェスチャーに必ず答えるべきだとし、そうすることで結果的にさらに友好的な環境が作られ韓国がより多くの譲歩をするようにもできるだろうと主張した。
尹大統領は29~30日に開かれるNATO首脳会議参加に向け27日にスペインのマドリードに到着した。大統領室関係者によると、NATO首脳会議の会期中に韓日米首脳会談が29日に開かれるが、韓日首脳会談は立ち話による略式会談も開かれない予定だ。日本側が韓日会談を避けた理由は来月の参議院選挙を意識したためで知られている。
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