韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が就任後初めての海外歴訪で、29~30日にスペイン・マドリードで開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席する。これを契機に韓日米首脳会談の開催も検討されている。金建希(キム・ゴンヒ)夫人も同行し、NATO首脳会議の配偶者セッションに出席する可能性が高い。
金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長は22日、龍山(ヨンサン)大統領室ブリーフィングで「尹大統領がNATO首脳会議に韓国大統領としては初めて出席する予定」と述べた。NATO首脳会議に出席する意義に関連し、金室長は「NATO同盟30カ国およびパートナー国家と自由民主主義を基盤に置いた価値連帯を強化していく」としながら「北朝鮮の核問題に関連した韓国政府の立場を詳細に説明し、出席国の広範囲な支持を確保することができるだろう」と説明した。
NATO首脳会議を契機に尹大統領と米国のジョー・バイデン大統領、岸田文雄首相間の韓日米首脳会談開催の可能性も肯定的に検討されている。大統領室関係者は「韓米日首脳会談の開催の有無に関連し、まだ公式に意見が行き来しているものはない」としつつも「開催の可能性は開いている」と述べた。3国首脳が会うことになれば、これは文在寅(ムン・ジェイン)政府初期の2017年9月に国連総会の際に会って以来、4年9カ月ぶりとなる。3国首脳会談の議題について大統領室関係者は「韓米日安保協力の唯一のターゲットは北朝鮮、北核問題になるほかない」とし「最近第7次核実験の可能性を懸念している状況であることから、ここに焦点を置くだろう」と話した。
NATO首脳会議と並んで招待された韓国・日本・オーストラリア・ニュージーランドの4カ国首脳会談開催も肯定的に検討する段階だ。このような場合、尹大統領は岸田首相とNATO首脳全体会議をはじめ少なくとも3回対面することになる。
韓日だけの二国間会談は開かれない可能性が高い。大統領室関係者は「互いに心を開いて関係を改善する準備はできている」としつつも「日本が選挙を控えた敏感な時点に、突然外国の地で別の契機に会って韓日の議題に集中することができるのかという懸念が両国間にある」と話した。ただし両国首脳が正式に向かい合って座ることはなくても、少なくとも3回の多国間会談を前後して「プルアサイド(pull aside・略式会談)」方式で歓談する可能性は開いている。大統領室関係者は「2~3分、5分会っても意味ある対話が可能な場合がある」と話した。
これとは別に、韓国政府は今回の首脳会議出席を契機にNATO本部があるベルギー・ブリュッセルに在NATO代表部を新設することにした。金室長は「サイバー・航空宇宙・気候変動などの新興安保分野で、NATOと情報を共有する方案などを議論中」としながら「NATO代表部を通じてネットワークを強化し、韓国の地位に見合った対欧州外交プラットフォームを用意する予定」と説明した。大統領室関係者は「現在、ベルギー・EU大使がNATO大使の役割を兼任している。懸案をリアルタイムで共有して安保協力を強化する現場事務所の役割を果たすだろう」と説明した。
金建希夫人の歴訪同行に関連し、大統領室関係者は「NATO首脳会議には公式的な配偶者プログラムが用意されている」とし「希望する首脳配偶者は参加することができるが、できるだけ参加する方向で検討している」と述べた。尹大統領だけでなく金夫人の外交舞台デビュー戦になるということだ。米国のジル夫人や日本の裕子夫人と会う可能性も言及されている。
金聖翰(キム・ソンハン)国家安保室長は22日、龍山(ヨンサン)大統領室ブリーフィングで「尹大統領がNATO首脳会議に韓国大統領としては初めて出席する予定」と述べた。NATO首脳会議に出席する意義に関連し、金室長は「NATO同盟30カ国およびパートナー国家と自由民主主義を基盤に置いた価値連帯を強化していく」としながら「北朝鮮の核問題に関連した韓国政府の立場を詳細に説明し、出席国の広範囲な支持を確保することができるだろう」と説明した。
NATO首脳会議を契機に尹大統領と米国のジョー・バイデン大統領、岸田文雄首相間の韓日米首脳会談開催の可能性も肯定的に検討されている。大統領室関係者は「韓米日首脳会談の開催の有無に関連し、まだ公式に意見が行き来しているものはない」としつつも「開催の可能性は開いている」と述べた。3国首脳が会うことになれば、これは文在寅(ムン・ジェイン)政府初期の2017年9月に国連総会の際に会って以来、4年9カ月ぶりとなる。3国首脳会談の議題について大統領室関係者は「韓米日安保協力の唯一のターゲットは北朝鮮、北核問題になるほかない」とし「最近第7次核実験の可能性を懸念している状況であることから、ここに焦点を置くだろう」と話した。
NATO首脳会議と並んで招待された韓国・日本・オーストラリア・ニュージーランドの4カ国首脳会談開催も肯定的に検討する段階だ。このような場合、尹大統領は岸田首相とNATO首脳全体会議をはじめ少なくとも3回対面することになる。
韓日だけの二国間会談は開かれない可能性が高い。大統領室関係者は「互いに心を開いて関係を改善する準備はできている」としつつも「日本が選挙を控えた敏感な時点に、突然外国の地で別の契機に会って韓日の議題に集中することができるのかという懸念が両国間にある」と話した。ただし両国首脳が正式に向かい合って座ることはなくても、少なくとも3回の多国間会談を前後して「プルアサイド(pull aside・略式会談)」方式で歓談する可能性は開いている。大統領室関係者は「2~3分、5分会っても意味ある対話が可能な場合がある」と話した。
これとは別に、韓国政府は今回の首脳会議出席を契機にNATO本部があるベルギー・ブリュッセルに在NATO代表部を新設することにした。金室長は「サイバー・航空宇宙・気候変動などの新興安保分野で、NATOと情報を共有する方案などを議論中」としながら「NATO代表部を通じてネットワークを強化し、韓国の地位に見合った対欧州外交プラットフォームを用意する予定」と説明した。大統領室関係者は「現在、ベルギー・EU大使がNATO大使の役割を兼任している。懸案をリアルタイムで共有して安保協力を強化する現場事務所の役割を果たすだろう」と説明した。
金建希夫人の歴訪同行に関連し、大統領室関係者は「NATO首脳会議には公式的な配偶者プログラムが用意されている」とし「希望する首脳配偶者は参加することができるが、できるだけ参加する方向で検討している」と述べた。尹大統領だけでなく金夫人の外交舞台デビュー戦になるということだ。米国のジル夫人や日本の裕子夫人と会う可能性も言及されている。
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