2018年10月、ソウル中区西小門の中央日報会議室でインタビューに応じた尹徳敏(ユン・ドクミン)氏。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の発足をきっかけに日本国内の期待感は高まった。尹徳敏新大使に対する評価もよい。しかしこうした期待感は逆に本人には大きな負担となる。強制徴用者賠償問題など敏感な懸案に対する日本政府の強硬な立場は一つも変わっていないからだ。いや、歴史問題をめぐってはむしろ韓国・日本の攻守が入れ替わった。自民党議員らは公然と「韓国との歴史戦」という表現を使う。こうした状況で尹新大使が念頭に置くことを望むいくつかの点を提言してみる。
#1.飼いウサギより野ウサギに会う