尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領 大統領室写真記者団
危機の兆候は物価の急騰で確認される。統計庁がこの日に発表した5月の消費者物価上昇率は5.4%で、これはグローバル金融危機の2008年8月(5.6%)以来13年9カ月ぶりの最高値。軽油・豚肉・野菜など価格が上がっていないものがないほどだ。何よりも軽油・ガソリンなど石油類(34.85%)が大幅に上昇した。これは生産・物流コストの上昇につながり、韓国経済全般を冷え込ませる。4月も統計庁の産業活動動向で全産業生産が-0.7%、小売販売が-0.2%、企業の設備投資が-7.5%と、生産・消費・投資が一斉に下落した。輸出以上に輸入が増加し、貿易収支は4月、5月と連続で赤字となった。
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