先月28日、北朝鮮は「朝鮮の尊厳と威容を誇示した主体の閲兵式」と題した2時間35分の記録映画(ドキュメンタリー)を公開した。朝鮮人民革命軍創建90年を記念して北朝鮮が4月25日夜に行った閲兵式(軍事パレード)の準備と当日の閲兵式の全過程、閲兵式後に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が参加者と記念撮影をする姿を見せた。
北朝鮮が閲兵式から約1カ月後に公開した記録映画で目を引く場面が一つあった。映画開始から12分30秒後に登場する場面で、金委員長は太鼓を持った軍楽隊の前で対話をした。ところが金委員長の後方の自身が乗ってきたと推定される車は、これまで公開された金委員長の専用車とは違っていた。
金委員長は非舗装道路の現場を訪問する際、レンジローバー(2016年9月)やレクサス(2020年8月)のSUVに乗った。しかし公式行事に登場する時はいつもマイバッハS600プルマンガードやマイバッハS62など最高級ベンツリムジンだった。北朝鮮はこれらの車を貨物機や列車に載せ、米朝首脳会談が開かれたシンガポールやベトナム、また中国やロシアでも金委員長が利用できるようにした。
記録映画に出てきた車は、2018年秋に北朝鮮がオランダなどを経由して導入した2台のベンツマイバッハS600のうちの1台と当局は見ている。対北朝鮮制裁の中で直接輸入が難しくなると、数カ国を経由する方法で「ロンダリング(洗濯)」した後に導入したというそのベンツだ。
情報当局者は「金委員長が閲兵式場にはプルマンガードを乗って現れた」とし「金委員長は数台の専用車を保有しているが、公式行事にはリムジンを、一般的にはS600を利用するようだ」と話した。
北朝鮮が閲兵式から約1カ月後に公開した記録映画で目を引く場面が一つあった。映画開始から12分30秒後に登場する場面で、金委員長は太鼓を持った軍楽隊の前で対話をした。ところが金委員長の後方の自身が乗ってきたと推定される車は、これまで公開された金委員長の専用車とは違っていた。
金委員長は非舗装道路の現場を訪問する際、レンジローバー(2016年9月)やレクサス(2020年8月)のSUVに乗った。しかし公式行事に登場する時はいつもマイバッハS600プルマンガードやマイバッハS62など最高級ベンツリムジンだった。北朝鮮はこれらの車を貨物機や列車に載せ、米朝首脳会談が開かれたシンガポールやベトナム、また中国やロシアでも金委員長が利用できるようにした。
記録映画に出てきた車は、2018年秋に北朝鮮がオランダなどを経由して導入した2台のベンツマイバッハS600のうちの1台と当局は見ている。対北朝鮮制裁の中で直接輸入が難しくなると、数カ国を経由する方法で「ロンダリング(洗濯)」した後に導入したというそのベンツだ。
情報当局者は「金委員長が閲兵式場にはプルマンガードを乗って現れた」とし「金委員長は数台の専用車を保有しているが、公式行事にはリムジンを、一般的にはS600を利用するようだ」と話した。
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