尹錫悦大統領夫人の金建希氏が10日、ソウル・新羅ホテル迎賓館で開かれた就任記念夕食会出席者と対話している。[写真 大統領室]
コバナコンテンツなどによると、金夫人は最近株主総会を通じ会社代表から13年ぶりに退いた。代表辞任の法的効力はこの日から発生した。
金夫人は2009年にコバナコンテンツ設立とともに社内理事兼代表に就任し3年任期で4期務めた。残り任期は2024年9月までだった。
金夫人は13年間コバナコンテンツを運営しながら有名展示を企画した。2012年の「不滅の画家ゴッホ展」、2013年の「楽園を描いた画家ゴーギャンそしてその後展」などで美術界に名前を知られ始めた。2014年に世宗(セジョン)文化会館で開催した「ジャンピング・ウィズ・ラブ展」は文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が観覧して注目を浴びた。
また、2015年に米国立博物館などから作品を借りて企画したマーク・ロスコ展は同年の芸術の殿堂最多観客賞を受賞した。訪韓当時バイデン米大統領がこの展示についてよく知っていると話し、金夫人が展示図録を訪韓の答礼としてプレゼントしたりもした。
しかし金夫人は尹大統領当選後、内助のためコバナコンテンツを通じた営利事業を中断することにした。一時この会社で公益活動を継続する案も検討したが、尹大統領の任期中は活動をやめて事実上廃業する側に結論を出したと伝えられた。
金夫人は当面はファーストレディとしての活動方向を模索する予定だ。大統領室はこの日金夫人の公式活動を補佐する機関が必要だと会見を通じて明らかにした。
尹大統領の公約により夫人を補佐する第2付属室の職制は廃止された状態だ。ただ金夫人関連の業務を担当する職員を一部置く方式を検討している。
大統領室関係者は「金夫人が今後活動する時に補佐する機関が必要だという問題意識を持っている。付属室内で金夫人だけを担当してサポートするのではなく金夫人の業務もともに担当できる職員は必要という認識をしていると話した。
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