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「圧迫では北朝鮮の核問題解決難しい…任期中に戦争起きるかも」=韓国元統一部長官

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

5月17日、ソウル永登浦区ハイソウルユースホステルで開催されたシンポジウム「バイデン時代の北東アジア展望と韓国の役割」で祝辞を述べた丁世鉉(チョン・セヒョン)元統一部長官。 オ・ジョンテク記者

丁世鉉(チョン・セヒョン)元統一部長官が尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の対北朝鮮政策に対し「一貫性を持って交渉に引き出す戦略に早く転換すべき。そうでなければ任期中に戦争になりかねない」との考えを示した。

丁元長官は30日にYTNラジオのニュース番組のインタビューで「尹大統領がCNNで『屈従の時代は過ぎた』と話したが、北朝鮮をなだめて交渉に出られるようにすることを屈従というならばそれは本当に考えが足りない。北朝鮮の核問題は圧迫では絶対解決できない」と話した。

彼は北朝鮮の脅威に対する拡大抑止を懐疑的にみた。まず「北朝鮮が問題を起こせないよう事前に怖がらせて挑発できなくさせたのが拡大抑止。北朝鮮が怖じ気づいて行動しない可能性はあまりない」と言及した。


また「北朝鮮が核を使ったりミサイルを南側に向けて撃ったり核爆弾を使えばそれに正面から対抗するという話だが、韓国は核がないのではないか。ミサイルを撃つか撃たないかの決定権が韓国大統領にはない」とした。

合わせて「抜本塞源する方法は結局交渉しかない」「交渉をするためにはひとまず相手方をなだめて会談に出てこさせなければならない」とし、「何も与えず恐れだけ与えれば北朝鮮が悪いことをしないのか」と言及した。

続けて「北朝鮮は『会談したければ軍事的に威嚇する行動から中止して対北朝鮮敵対視政策を撤回せよ』という条件をすでに提示した。北朝鮮を米国との核交渉に出てこさせるには韓米合同演習の規模のようなものを明確に減らさなければならない」と話した。



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