2018年9月の米海軍の軍事訓練「勇敢な盾」で原子力空母「ロナルド・レーガン」を先頭にイージス艦とB52戦略爆撃機などの航空機が連なっている。[写真 米海軍]
米ナショナル・インタレスト・センターのハリー・カジアニス韓国担当局長はこの日、米政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)とのインタビューで、「韓米はこの数年間北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と核交渉環境を作るためにできるあらゆることをしてきた。いまはもう少し古典的なアプローチ法に戻るべき時」と話した。その上で「韓米が空母を韓半島に配備するだけでなく、B52とB2戦略爆撃機など核兵器運搬が可能な戦略資産の配備に焦点を合わせる必要がある」と説明した。
彼はまた「金委員長が兵器(核・ミサイル)を試験できるならば、韓米が抑止力維持次元でこうした試験をできない理由もやはりない」と強調した。
ランド研究所のブルース・ベネット上級研究員も米戦略資産の韓半島展開と関連し「だれかを断念させるには特定の行動に対する代償があるという点を明確にする必要がある」と放送で話した。続けて「金委員長がミサイル試験をするのを防ぐことはできないが、彼を処罰する方法はある。そのひとつは戦略資産を投じて北朝鮮一帯を飛び回り彼をちょっと心配させるようにすること」と明らかにした。
北朝鮮のICBMとSRBMの同時発射と関連し韓米の防衛網の無力化と関連があるという分析も出てきた。米戦略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ韓国部長はこの日、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)とのインタビューで「北朝鮮が短距離・長距離弾道ミサイルを同時に発射したのは物理的防衛システムに困難を与えようとする意図」と指摘した。
その上で「ミサイル3発のうち1発が失敗したのは北朝鮮が失敗に執着せずに(ミサイル計画の)技術発展を模索しているとことを意味する」と評価した。
ビクター・チャ氏は事実上準備を終わらせたとみられる北朝鮮の7回目の核実験と関連しては「北朝鮮の挑発はほとんど米国の連休期間に行われた。早ければメモリアルデー(5月30日)連休である今週末にも北朝鮮の核実験が行われるかもしれない」と観測した。
これと関連し、この日大統領室の金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長は「(核実験を準備するための)核起爆装置実験を探知した。豊渓里(プンゲリ)核実験場で一両日中に核実験が起きる可能性は小さいが、その後の時点では十分に可能性があるとみている」と明らかにした。
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