二刀を共に防がなければいけない。「コリアンモンスター」柳賢振(リュ・ヒョンジン、35、ブルージェイズ)が大谷翔平(28、LAエンゼルス)と対戦する。
柳賢振は27日午前10時38分(日本時間)、米カリフォルニア州アナハイムのエンゼルスタジアムで行われるトロント・ブルージェイズ-LAエンゼルス戦に先発する。エンゼルスはこの日の先発投手に大谷を予告した。
韓日両国を代表するこの2人が投げ合うのは今回が初めて。両投手はメジャーリーグ(MLB)だけでなく国家代表試合でも対戦したことがない。大谷は2015年のプレミア12に日本代表で出場したが、柳賢振が参加しなかった。2018年にメジャー入りしたが、2人の投げ合いはこれまで一度もなかった。MLBは今年からいわゆる「大谷ルール」を設けた。先発投手がマウンドを降りても指名打者として出場できる。試合の最後まで柳賢振と大谷の勝負は続く。
両選手には妙な縁がある。高校時代から特級投手の有望株だった大谷はメジャー直行を考えていた。日本ハムはそれでも大谷を指名して30ページ分量の報告書を渡した。韓国で高校を卒業してすぐに米国に渡った選手に関する資料だった。
2006年の1位指名を断って米国に行ったナム・ユンソン(改名前ナム・ユンヒ)と、ハンファ・イーグルスに入団した柳賢振に関する内容があった。ナム・ユンソンは結局メジャーの舞台を踏むことができず、柳賢振は2013年にポスティングを通じてLAドジャースに入団した。大谷は結局、日本に残り、その代わり投球と打撃を共にする「二刀流」に挑戦して成功した。もし米国に直行していれば投手に集中した可能性が高かっただけに、柳賢振が間接的に大谷の二刀流に影響を及ぼしたということだ。
柳賢振の立場では、投手・大谷と先発で投げ合いながら、打者・大谷とも投打対決もする。共に容易でない相手だ。大谷は昨季、9勝2敗、防御率3.18、46本塁打という成績を残し、アメリカンリーグMVPに選ばれた。今季は投手として7試合で3勝2敗、防御率2.82を、打者として43試合で打率2割5分7厘、9本塁打をマークしている。シーズン序盤は打撃が振るわなかったが、最近は本塁打が増えている。
常に努力を続ける大谷は昨年より進化した。投手としては球速が上がった。スタットキャストによると、フォーシームファストボールの平均球速が85.7マイル(約153.9キロ)から97.2マイル(156.4キロ)に上がった。打者としては打球が強くなっている。昨年は平均打球速度が93.1マイル(149.8キロ)だったが、今年は97マイル(156.1キロ)だ。
柳賢振も最近はコンディションが良い。開幕後2試合連続で5回まで持ちこたえられず、腕の痛みで故障者リスト入りした。1カ月ぶりに復帰した柳賢振は技量も取り戻した。14日の復帰戦でタンパベイ・レイズを相手に4イニング1/3を1失点、21日のシンシナティ・レッズ戦では6イニングを6安打無失点に抑えて今季初勝利をマークした。13.50だったシーズン防御率も6.00になった。
韓日投手の先発の投げ合いは1年ぶりとなる。昨年、柳賢振は現チームメートの菊池雄星(当時シアトル・マリナーズ所属)と2回の左腕対決をした。柳賢振は2試合とも敗戦投手になった。2013年に黒田博樹、2014年に和田毅と投げ合った試合も、好投にもかかわらず勝利投手にはなれなかった。柳賢振の立場では日本投手を相手にした初勝利もかかっている。
エンゼルスには大谷のほかにも強打者が多い。25日基準でメジャーリーグ30球団のうちチームのOPS(出塁率+長打率)が2位(0.749)。1試合あたりの平均得点(4.81点)が5位だ。
最も難しい相手は3度もMVPに選ばれているマイク・トラウトだ。トラウトは昨年けがに苦しんだが、今季は打率3割2分8厘、12本塁打、26打点と大活躍している。これまでの対戦成績では10打数無安打4三振と柳賢振が抑え込んでいるが、油断はできない。1番の大谷-2番のトラウトを相手にするのは投手には大きな負担だ。
柳賢振は27日午前10時38分(日本時間)、米カリフォルニア州アナハイムのエンゼルスタジアムで行われるトロント・ブルージェイズ-LAエンゼルス戦に先発する。エンゼルスはこの日の先発投手に大谷を予告した。
韓日両国を代表するこの2人が投げ合うのは今回が初めて。両投手はメジャーリーグ(MLB)だけでなく国家代表試合でも対戦したことがない。大谷は2015年のプレミア12に日本代表で出場したが、柳賢振が参加しなかった。2018年にメジャー入りしたが、2人の投げ合いはこれまで一度もなかった。MLBは今年からいわゆる「大谷ルール」を設けた。先発投手がマウンドを降りても指名打者として出場できる。試合の最後まで柳賢振と大谷の勝負は続く。
両選手には妙な縁がある。高校時代から特級投手の有望株だった大谷はメジャー直行を考えていた。日本ハムはそれでも大谷を指名して30ページ分量の報告書を渡した。韓国で高校を卒業してすぐに米国に渡った選手に関する資料だった。
2006年の1位指名を断って米国に行ったナム・ユンソン(改名前ナム・ユンヒ)と、ハンファ・イーグルスに入団した柳賢振に関する内容があった。ナム・ユンソンは結局メジャーの舞台を踏むことができず、柳賢振は2013年にポスティングを通じてLAドジャースに入団した。大谷は結局、日本に残り、その代わり投球と打撃を共にする「二刀流」に挑戦して成功した。もし米国に直行していれば投手に集中した可能性が高かっただけに、柳賢振が間接的に大谷の二刀流に影響を及ぼしたということだ。
柳賢振の立場では、投手・大谷と先発で投げ合いながら、打者・大谷とも投打対決もする。共に容易でない相手だ。大谷は昨季、9勝2敗、防御率3.18、46本塁打という成績を残し、アメリカンリーグMVPに選ばれた。今季は投手として7試合で3勝2敗、防御率2.82を、打者として43試合で打率2割5分7厘、9本塁打をマークしている。シーズン序盤は打撃が振るわなかったが、最近は本塁打が増えている。
常に努力を続ける大谷は昨年より進化した。投手としては球速が上がった。スタットキャストによると、フォーシームファストボールの平均球速が85.7マイル(約153.9キロ)から97.2マイル(156.4キロ)に上がった。打者としては打球が強くなっている。昨年は平均打球速度が93.1マイル(149.8キロ)だったが、今年は97マイル(156.1キロ)だ。
柳賢振も最近はコンディションが良い。開幕後2試合連続で5回まで持ちこたえられず、腕の痛みで故障者リスト入りした。1カ月ぶりに復帰した柳賢振は技量も取り戻した。14日の復帰戦でタンパベイ・レイズを相手に4イニング1/3を1失点、21日のシンシナティ・レッズ戦では6イニングを6安打無失点に抑えて今季初勝利をマークした。13.50だったシーズン防御率も6.00になった。
韓日投手の先発の投げ合いは1年ぶりとなる。昨年、柳賢振は現チームメートの菊池雄星(当時シアトル・マリナーズ所属)と2回の左腕対決をした。柳賢振は2試合とも敗戦投手になった。2013年に黒田博樹、2014年に和田毅と投げ合った試合も、好投にもかかわらず勝利投手にはなれなかった。柳賢振の立場では日本投手を相手にした初勝利もかかっている。
エンゼルスには大谷のほかにも強打者が多い。25日基準でメジャーリーグ30球団のうちチームのOPS(出塁率+長打率)が2位(0.749)。1試合あたりの平均得点(4.81点)が5位だ。
最も難しい相手は3度もMVPに選ばれているマイク・トラウトだ。トラウトは昨年けがに苦しんだが、今季は打率3割2分8厘、12本塁打、26打点と大活躍している。これまでの対戦成績では10打数無安打4三振と柳賢振が抑え込んでいるが、油断はできない。1番の大谷-2番のトラウトを相手にするのは投手には大きな負担だ。
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