青瓦台本館と官邸の内部が25日、取材団に公開された。写真はこの日、本館中央階段の姿。中央に掛かっている絵は本館建立当時描かれたキム・シクの『錦繍江山図』。キム・ギョンロク記者
忠武室を通ると仁王室が登場する。仁王室は小規模な宴会や午餐・晩餐、外国首脳訪韓時に共同記者会見などに活用された。韓国的要素が加味された本館の主な空間と違って洋式で作られた。仁王室の片方の壁面を大きく占めた絵はチョン・ヒョクリムの『統営(トンヨン)港』だ。
仁王室の観覧が終われば、本館中央に到着する。高い天井や広いレッドカーペット、2階につながる階段などが雄壮な印象を与える。主な訪問者が大統領と記念写真を撮影する象徴的な場所だ。観覧客は階段に沿って2階に移動しながら中央に掛かっているキム・シクの『錦繍江山図』を近くで見ることができる。2階に行けば、大統領執務室に入る。大統領の机の後ろに金色の鳳凰とムクゲの模様がひと目で入る。入口から大統領の机まで15メートル程度と広い。すぐそばには大統領が外賓に会う接見室がある。接見室を見回した後には中央階段に沿って再び1階に降りて西に位置したムクゲ室に入る。ムクゲ室は大統領夫人が使っていた空間を通称するが、執務室と接見室などに分かれている。接見室の壁面には大統領夫人の写真が掛かっている。歴代大統領の肖像画が掛かっている世宗(セジョン)室は一般に開放されていない。市民の関心が大きい大統領官邸も26日から内部を見ることができるように開放される。ただし、内部の立場は許容せず、窓を全面開放する方式で観覧が行われる。
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