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韓国専門家「サル痘、コロナよりは伝播力弱い…パンデミックまではいかないようだ」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
主にアフリカだけで見つかっていたサル痘(monkeypox)が北米や欧州、中東まで勢力を広げていることを受け、韓国内でも懸念が強まっている。体液だけでなく呼吸器を通じて飛沫伝播する特性を持っているため、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)と同じくらい脅威的な感染病として拡散するのではないかという懸念も出ている。

だが、世界保健機関(WHO)や国内外の専門家はコロナウイルスほどは伝播力が強くなく、天然痘ワクチンを接種すれば感染予防効果や重症化率抑制が期待でき、パンデミックほどの流行に進む可能性は低いと口をそろえる。ただし、韓国の専門家は防疫当局でモニタリングを継続すると同時に、地域の病院・医院で早期発見することができるように事前の案内・教育が必要だと指摘した。

23日基準でサル痘感染者あるいは疑い患者が見つかった国家は15カ国で、合計120件以上の事例が確認された。まだ韓国では報告されていない。


嘉泉(カチョン)大学吉(キル)病院感染内科のオム・ジュンシク教授は「飛沫など呼吸器を通した伝播よりも主に直接的な接触を通じた伝播によって感染する。主な伝播経路は感染した皮膚に接触したり水泡が潰れて出てくる膿のようなものに触れたりする時」とし「経路が単純で遮断が相対的に容易なものとみられる」と話した。

致命率の場合、3~6%程度で、韓国新型コロナ累積致命率の0.1%よりもはるかに高い水準だ。だが、高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科の金宇柱(キム・ウジュ)教授は「医療システムが整っていれば早期発見が可能で、輸液や抗炎症剤のような補助療法が使用されるので致命率が低くなるだろう」と説明した。実際、サル痘と診断されれば2週~4週間症状が持続するものの、ほぼ自然回復することが分かった。

WHOはサル痘の親戚ともいえる天然痘ワクチンを活用すれば交差免疫で85%の予防効果があるとみている。疾病管理庁関係者は「感染した人も該当ワクチンを打てば重症化を防ぐことができるという研究結果がある」と説明した。



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