中国の王毅外相は16日、韓国外交部の朴振(パク・チン)長官と初めてのオンラインでの顔合わせで「隣人論」を説いた。バイデン米大統領訪韓を4日後に控えてだ。「韓中は引っ越すことはできない隣人であり分かつことのできない協力パートナー」とも強調した。米国は「遠い親戚」、中国は「近くの隣人」という含意が込められた。朴長官はこれに対し「自由・平和・繁栄に寄与するグローバル中枢国」というビジョンを掲げて「それぞれの価値とビジョンを尊重し共同利益を模索しよう」と原論的に明らかにした。
バイデン大統領が就任して16カ月が過ぎたが米国と中国の首脳はまだ対面での会談をしていない。そんな中国がバイデン大統領の韓日歴訪を控え牽制球を投げた。