先月サムスン重工業はあるデンマーク企業とともに「原子力発電設備を海に浮かべる」と発表した。年内に最大80万キロワット級の浮体式原子炉発電設備モデルを開発するという目標も公開した。
こうした野心にあふれた旅程にデンマークの小型溶融塩炉(CMSR)開発企業であるシーボーグがともにする。MSRは尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が今後育成すると明らかにした小型モジュール原発(SMR)の一種だ。シーボーグは2014年にデンマークのコペンハーゲン大学に通っていた物理学生らが作ったスタートアップだ。2020年に米国船級協会の認証を受け民間投資を誘致するなど、MSR分野で先導的な企業に選ばれる。訪韓中である同社創業者のトロエルス・シェーンフェルト最高経営責任者(CEO)と13日に会った。
Q:MSRの特徴は何か。
A:「一般原子炉に比べてサイズが小さく活用分野が多様で、内部に異常信号が発生すれば液体溶融塩(核燃料と冷却材)が固まるよう設計され安定性を確保した」。
Q:シーボーグならではの差別化技術は何か。
A:「減速材として主に使われる黒鉛の代わりにわれわれはソーダを減速材に使う。皿洗いしながら思いついたアイデアだ。ソーダを使うのでさらに小さく手軽な原子炉が可能になった。ここに燃料であるフッ化塩が事故を抑制し安全だ」。
Q:バージ船に原子炉を載せた「船舶型発電所」が本当に安全なのか。
A:「CMSRはさびたり爆発したり空気や水に放射性ガスを出さない。二酸化炭素も発生させない。開発途上国には人材もなく時間が長くかかる原子炉を設置しにくいが、船舶では安全にできる。特に造船大国である韓国ではより安全だろう」。
Q:韓国企業をパートナーに選んだ理由は。
A:「韓国の原子力技術は世界最高だ。その技術と韓国海洋産業が融合した時に出るシナジーで原子炉を世界に輸出もできる。サムスンが持っている力も大きい」。
Q:商用化目標時期は。
A:「普通SMR商用化時期を2030年とみている。西欧圏だけでやればこれ以上繰り上げることはできない。われわれはサムスン重工業とともに(商用化時期を)短縮するだろう。早ければ5年以内にもできるとみる」。
Q:創業過程はどうだったか。
A:「われわれはビールを作る倉庫に集まり核に関して話した。若くて稚気があったが世の中を変えようという情熱も明らかだった。環境汚染に対する警戒心から始まり創業につながった。スタートアップが原子炉を作るのは不可能に見えるだろう。だが現在シーボーグには24カ国出身の挑戦者が集まっている。このうち70%は原子物理学、化学、エンジニアリング専攻だ」。
Q:目標は。
A:「まだ世界には電気を使えない所が多い。開発途上国などで10億人ほどが電気を使えておらず、今後もとても多くの人に電気が必要だ。必要な電気を提供する会社になりたい」。
こうした野心にあふれた旅程にデンマークの小型溶融塩炉(CMSR)開発企業であるシーボーグがともにする。MSRは尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が今後育成すると明らかにした小型モジュール原発(SMR)の一種だ。シーボーグは2014年にデンマークのコペンハーゲン大学に通っていた物理学生らが作ったスタートアップだ。2020年に米国船級協会の認証を受け民間投資を誘致するなど、MSR分野で先導的な企業に選ばれる。訪韓中である同社創業者のトロエルス・シェーンフェルト最高経営責任者(CEO)と13日に会った。
Q:MSRの特徴は何か。
A:「一般原子炉に比べてサイズが小さく活用分野が多様で、内部に異常信号が発生すれば液体溶融塩(核燃料と冷却材)が固まるよう設計され安定性を確保した」。
Q:シーボーグならではの差別化技術は何か。
A:「減速材として主に使われる黒鉛の代わりにわれわれはソーダを減速材に使う。皿洗いしながら思いついたアイデアだ。ソーダを使うのでさらに小さく手軽な原子炉が可能になった。ここに燃料であるフッ化塩が事故を抑制し安全だ」。
Q:バージ船に原子炉を載せた「船舶型発電所」が本当に安全なのか。
A:「CMSRはさびたり爆発したり空気や水に放射性ガスを出さない。二酸化炭素も発生させない。開発途上国には人材もなく時間が長くかかる原子炉を設置しにくいが、船舶では安全にできる。特に造船大国である韓国ではより安全だろう」。
Q:韓国企業をパートナーに選んだ理由は。
A:「韓国の原子力技術は世界最高だ。その技術と韓国海洋産業が融合した時に出るシナジーで原子炉を世界に輸出もできる。サムスンが持っている力も大きい」。
Q:商用化目標時期は。
A:「普通SMR商用化時期を2030年とみている。西欧圏だけでやればこれ以上繰り上げることはできない。われわれはサムスン重工業とともに(商用化時期を)短縮するだろう。早ければ5年以内にもできるとみる」。
Q:創業過程はどうだったか。
A:「われわれはビールを作る倉庫に集まり核に関して話した。若くて稚気があったが世の中を変えようという情熱も明らかだった。環境汚染に対する警戒心から始まり創業につながった。スタートアップが原子炉を作るのは不可能に見えるだろう。だが現在シーボーグには24カ国出身の挑戦者が集まっている。このうち70%は原子物理学、化学、エンジニアリング専攻だ」。
Q:目標は。
A:「まだ世界には電気を使えない所が多い。開発途上国などで10億人ほどが電気を使えておらず、今後もとても多くの人に電気が必要だ。必要な電気を提供する会社になりたい」。
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